【名探偵コナン】Maple

LIFE.07 ページ7

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外に連れ出して早々に彼は撃たれた


ジンの奴、私にコイツを車に運ばせる気だ
相変わらず人遣いが荒すぎる
それにコイツが死んでいるコトを

周りに隠しながらやらないとだなんて面倒くさい




「ああ、重い！！」

「任務は終わりだ。車を出す」

「死体処理よろしく」




車から降りようとすれば
ジンに手を掴まれて
私は首を傾げてから もう一度シートベルトを締めた

そして「どうしたのよ」と尋ねる




「近々やるコトがある。メイプル」

「その前にシードル、彼について聞きたい事があるのだけれど、良いかしら」

「言ってみろ」




後ろでガチャガチャとライフルの調整をしていた
キャンティも、動きを止めて

私達の会話に「メイプルが質問なんて珍しいね。どうしたのさ」なんて口を挟む




「シードルがベルモットと繋がっていたみたいだけど、彼と彼女が何の約束をしていたのかと思ってね」

「知らねえな。最近あの女は自由に行動しすぎているしな、それについてはお前も同じだが」

「ちょっと人聞きが悪いわよ。私は自由に行動するけど自由に人は殺さないわ」




腕を組んで不機嫌そうに言うと
ジンは「そうらしいな」とタバコを蒸す

キャンティもベルモットについて

後部座席で悪口を言いだしたし
やはり彼女は好かれていないのか、と思った




「それで、仕事って？」

「ウチの組織に何匹かネズミが紛れ込んでいるのは お前ほどの女なら気付いているだろう」

「！！……やっぱり、いるのね。でも誰かって言うのは私にはまだ解らないわ」




当たり前だ、なんていうジンに
「失礼な人ね」と悪態を吐くとキャンティも
「殺しちまいなよジン」と笑う

なんならアタイが、なんて構えているし




「疑わしき者は罰せよ、だ。そこで近々色々と組織で動きがある。ソレを察されない様に手を回せ、メイプル」

「あら、良い役ね。で？誰に察されたらマズイの？」




ジンが黙ってタバコの火を消して

そして告げた次の言葉に
私は目を真ん丸くせざる得なかった




「ーーキール。それからバーボン主にアイツ等だ。キールに関しては、一度あの方からも睨まれている」

「キールについては聞いていたけど、また面白い名前が出たわね。私をノック扱いした あのバーボン？」

「日本では、な。海外の方は、もうベルモットがラムに命令されて手を回したところだ」




先輩疑われてんじゃん

だからベルモットと連むのやめろって
話したのにさあ、馬鹿なの？





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