【名探偵コナン】Maple

リクエスト番外編5 ページ42

安室さんでお互いの好きな所嫌いな所を言ってるだけ(なんか違う話になった)






「降谷くん料理も出来るんだね。弱点無しって感じ、」

「……君にだけは言われなくないが」




開店前のポアロの一番隅の席で座って
メニューではないけれど
朝ご飯を作ってもらって食べている私は

降谷くんにそんな事を言ってみる




「君なんて射撃も運転も勉強も、終いには女なのに男より武術がイケるじゃないか。俺も今まで力だけでしかお前に勝ったことはないよ」

「だって降谷くんってやり易いから」




今度教えてあげようか？なんて
調子に乗っていると
頬っぺたを引っ張られて「調子に乗るな」と

ジト目で言われる




「あ、あったよ。降谷くんの弱点」

「それは是非聞いておきたいな」

「絶対怒るけど改善して欲しいから言うね」




私は ちょっと真剣な目をして
コーヒーを飲む降谷さんに「赤井さん」と
冷静に告げてサラダを頬張るなり

コーヒーをいきなり吹き出された




「ぎゃっ、最低！」

「こっちのセリフだ！！いきなり、しかも何で冷静にそんな不愉快な名前が出せるんだ、お前は！」

「もう！！恋人の事を弱点って言って何が悪いのよ！」




※ここから噛み合わない会話が始まります




「恋人！？お前、何時からッ！！？」

「最近よ。さすがに私もビックリしたけど」

「何でお前が……、あんな男に」




降谷くんが悲しそうな顔をした

流石に私にバレるのは面倒だもんな、
それに相手はあの赤井さん




「……忘れるべきだ、立花。あんな男、俺達公安警察がFBIとなんて、その、ダメだと思うんだ」

「別にそんな事ないよ！！私はいいと思う！」

「馬鹿なのか！！何考えている！」




折角フォローしたと言うのに
怒鳴られたかと思えば
頭を抱えた降谷くんは いよいよ泣きそうだった

全く、終始うるさい




「誰にも言わないからさ、幸せになってね。降谷くん」

「……なんで、一番言われたくない奴にそんな事を言われなくちゃならないんだ、赤井め」

「赤井さんを悪く言わない」




私は同性愛は否定しないよ

愛し合える人がいるのは本当にいい事だと思うよ




「それなら お前は、これから自分の恋人を殺そうとする相手、という形で俺を見るんだな」

「降谷くんの恋人でしょ？」




私達はお互いに間違っていたらしい
堪え切れなくなって吹き出したついでに

降谷くんを見ると少し安心していた




「降谷くんの好き嫌いハッキリしてるトコ、結構好き」





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