【名探偵コナン】Maple

LIFE.05 ページ5

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「コナンくんはさ、子供の癖に変な事件に首突っ込みすぎなんだよ〜〜。やめなって」

「うっせ」

「酷い態度ォ、私は心配してんのに」




ポアロで何時ものように集合して
オレンジジュースを飲むコナンくん
ああ可愛いなあ

でもそんな彼が組織の情報を欲しがるのだから

私も本当、困ってしまう




「流石に私も先輩の前で情報を漏らすなんて出来ないよ、ごめんね？コナンくん！」

「いい逃げ道があって良かったな」

「や、やめてよコナンくんってばァ〜〜。先輩私にはやたら厳しいんだから聞こえてたらーー……」




カタン、と机に注文したアイスティーと
例の美味しいとかいうサンドイッチが置かれて
私はブルリと明からさまに動揺して

ブリキのオモチャのように首を動かす




「聞こえていたら、どうなるんだ？立花」




にっこり。と笑う先輩と
私から目を逸らして上機嫌なコナンくん
コナンくん、君って

本当に私の扱い得意だよね！！！




「先輩が優しく笑ってくれる！！……といいなあ、なんちゃって。あはは〜〜」

「そうだな。笑ってくれるといいな？立花」

「いやあ、現実そんな甘くないですよ〜！」




泣きそうだよ私は。と


コナンくんに助けを求めようと
手を伸ばした瞬間
携帯電話がブルリと揺れて

私は流れる着信音に目を細めた




「なに？今は取り込み中よ」




電話を取って席を立つ私


2人は特に先輩の方は内容を察しただろう
全く、なんて言うタイミング
これではコナンくんに

組織について聞くチャンスを与えてしまったじゃないか




《仕事だ。メイプル》

「！！……これから？そんな予定は無かったことを考えると取引現場でも見られたのかしら？」

《19:00に杯戸シティホテルだ》

「ーー…了解」




答える気はないようだから
もしかしたらノックだってバレだ奴がいるのかもね
まあ、先輩じゃないみたいだし

別に私がバレなきゃどうだっていいけど




「A！！まさか、」

「嫌だなあ、違うって〜〜！！コナンくんってば本当何かあると私と組織を絡ませたがるよねえ」

「別にそういう訳じゃ……」




ただ、とコナンくんは私を伺いながら
「何時もの感じとは違っていたから」と言う
コナンくんに鋭いなあ、マジでか

なんて頭を撫でてやると思いきり手を叩かれた




「もし、私がノックだってバレたらコナンくんに助けてもらおうかな！！ね？先輩！」

「子供を頼るなんてどうかしている」

「うわあ、うぜえ……」





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