【名探偵コナン】Maple

リクエスト番外編3 ページ40

松田くんが生きていたら






警視庁刑事部捜査一課強行犯三係に
属している松田くん
一方警視庁の鑑識の私は大の仲良しである

元々警察学校時代の同期だったし

今もよくお互い会っている




「ゴリラ女は20後半になっても彼氏の1人も出来やしねえんだな、流石に人間の男にゴリラ彼女は無理か」

「松田くんだって20後半にもなって彼女の1人もいないじゃない。同レベル！！！」

「女と男は違うんだよ、ゴリラババア」




松田くんの言葉にブッスとして
頬杖をついていると公安エリートの
降谷くんが参戦して

空気は変な方向へと動き出す




「よっ、エリート公安万年2位！！良かったじゃねえか、ゴリラより収入も安定してて」

「松田くんは私の鑑識人生を馬鹿にしているの？」

「おうおう、鑑識なんて底辺希望した脳筋ゴリラなんて俺は言ってねえよ？」




松田ァア！！と掴みかかると
松田くんはタバコをふかしながら
私の胸な手を置いて

何の断りもなく揉みしだく




「オイ！！松田！」

「ゴリラでも胸はあるんだな」

「〜〜ッ、死ね！！」




思い切りビンタすると
松田くんは椅子をひっくり返して
地面に転がって

「こんのゴリラ！！」と怒鳴られたが

私の羞恥心と比べれば
何て事ないだろう、と自己完結した




「E？D？お前どっち」

「は？」

「何の暗号の話をしているんだ、まつーー…」




降谷くんが其処まで言うと
「デリカシーの欠片もない男だなお前は！」と
彼らしくもないが怒鳴ったので

私は、ああ 胸の話か、と片隅で思う




「言っとくけど、脱いだらゴリラじゃないから！」

「なら今晩付き合えよ」

「ふん、上等じゃない！！！」




言ってからアレっとなっていると
2人して降谷くんからの鉄拳を受けて
この話はなしという事になった

なんかありがとう、降谷くん




「一之瀬も松田も、悪ノりが過ぎるぞ！！」

「降谷、女にキョーミねえっつってただろ。ゴリラの事なんて無視して早く仕事行けよ」

「お前らが悪ノリで悪い方向に行きかねないから俺が態々昼にコッチまで来てやってるんだろうが！！」




ンなこと言って、と松田くんが続けると
何時ものように軽い言い争いになるものだから

私も、ふう、と息を吐いた




「そろそろ髪切ろうかなって思うんだけどさあ、あんまり短くすると現場の髪と自分の髪解らなくなるじゃない？どうしたらいいと思う？」

「お前で決めろ、ゴリラ」

「そのままの方が、かわ、に、似合ってるだろ」






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