LIFE.36 ページ36
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ねえ、降谷くん
あの時の私達にはお互いが必要だったよね
多分降谷くんも私も
次々と命を落とす周りに耐えられなかったんだよ
だから私を引き抜いたんでしょう
「全く、可哀想という点だけを言うのならロミオとジュリエットに引けを取らないわよ。貴方」
「……ベルモット」
「メイプル。時間よ」
ベルモットの後ろを歩く
今なら彼女もキールも殺せるけれど
一応は組織の人間
拳銃一発だけで殺せるとは思わない
つまり、やるだけ無駄
「どう？素敵な夜だったかしら」
「素敵な夜だったと思う？」
ベルモットもキールも立ち入り禁止の立て札の
その先へと進む
恐らく、この立て札も彼らだろう
これなら誰にも見られずに殺せるものね
「さてと、それじゃあ私が貴方に命綱を落としてあげましょうか。メイプル」
「……どういうつもりよ、ベルモット」
「上に既にジン達の乗ったヘリが待機しているわ。私達の条件を呑むのなら上に向かって発砲して頂戴？」
欲しい答えをくれると良いけど、と
ベルモットが呟いて
その後すぐに私に銃口を向ける
「貴方が本格的にウチの組織のメンバーとしてやっていくのなら、殺さないわ。でもその際には携帯は勿論変えてもらうし、必要最低限の外出しか認めない」
「……受けると思っているの？」
「最後まで話は聞くものよ」
悪い条件はココまでなんだから、と
ベルモットは笑う
そして次に彼女の口から飛び出すのは
『幹部』という言葉
「ボスも貴方の仕事ぶりは評価してくださっているの。これを受けるのなら、貴方には最高待遇と幹部の席を設けてくれるそうよ」
「私は公安を裏切る位なら死んだ方がマシよ」
「その気持ちが公安じゃなくてウチの組織へ向いていたのなら貴方は最高の仲間だったわ。死になさい！メイプル！！」
発砲された銃弾は反応しきれず
足を掠めて船の床に減り込んだ
私は冷や汗をかきつつも
この場にいるメンバーの配置を頭で整理するが
どうやっても逃げられない
いっそ、周りを巻き込まない為に
1発目で死ぬべきだとすら思う
「ちゃんと、当てなさいよ」
私は彼女の銃口を自ら
自分の胸元に持ってきてロックを外し
もう後は引き金を引けば撃てる状態にする
確実に一撃で
「どういうつもり、」
「被害は最小限にしないとなのよ。私、こんなでも一応警察官って肩書き背負っているから」
「……馬鹿な子」
悲しそうに言う割には手加減しないのね
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アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい！！続編多分あるので頑張ります！（＾Ｏ＾） (2016年5月29日 20時) (
レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ！！ありがとうございます！！！ (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…！自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました！ (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アポロ12号。
| 作成日時：2016年5月25日 18時
