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LIFE.32 ページ32

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出来れば今日コナンくんに会いたくなかった
事件あるところにコナン君あり
皆は事件あるところに毛利さんあり!なんて

言っているけど実際はコナン君だと思う




「パーティー行きたくないなあ、」

「ならなんで来たんだよ」

「強制的だよ。もう、涙出そう」




退院したばっかりなのに!!と嘆くと
そりゃあ、ご愁傷様なこって。なんて返され
コナンくん〜〜!!と抱きしめて

色々やっていると声を掛けられる




「立花さん!!僕ーー……」

「ゴメンなさい。子供がいるの松田くんとの。この子江戸川コナンっていう私の実の子供なの。だからゴメンなさい」




と、言うと後ろで何かが割れる音が聞こえ

私はギョッとして振り返るなり
げっ、と顔をあからさまに引きつらせ
そしてコナンくんを抱きしめる力を強める




「ふ、降谷くん……いたの?」

「俺がいたら悪いのか?それと勝手に毛利さんの家の子を松田との子供に仕立て上げるな。変な噂が回るぞ」

「あはは……すいません」




先輩こそ、動揺して割っちゃった、みたいな
その割れているお皿片付けた方が良いよ
私の事なんかより自分の事頑張って!!!

なんて言える筈もなく

何故か私が皿を片付けているあたり謎である




「それより、その、髪と顔をどうにかしろ!」

「折角由美ちゃんたちがやってくれたのに、そんな酷いこと出来ませんって。ね?コナンくん」

「え!?あ、うん」




コナンくんは降谷くんを見てから
ギョッとした顔をしたけれど
取り敢えず私に合わせてくれる様だった

優しさに感動するよ




「水族館がああなった後に良くパーティーを開こうと思えたな。鈴木財閥は」

「彼処のお祖父さんは そんなのには動じませんよ」

「……まあ、それもそうか」




先輩は納得した様子で頷いてから
「さっきのは……」なんて
少し私の顔色を伺いながら尋ねるから

私も「何です?」と笑う




「松田とお前の子供がコナンくんなのか?」

「は?」

「いや、良く考えたら あの頭の回転スピードや行動力。お前達の子供ならあり得る気もする…」




私とコナンくんは顔を見合わせて
何言ってんのコイツみたいな顔をして
2人して首を傾げてから

「先輩でも騙されるんですね」と言っておいた




「俺を騙したのか、立花!」

「え!?一回見破ってからの、まさかの騙され方に私の方が不意打ちでビックリしてるのに!?皿も片付けたのに!?何この仕打ち!!」

「五月蝿い!黙れ!!!」






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アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい!!続編多分あるので頑張ります!(^O^) (2016年5月29日 20時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ!!ありがとうございます!!! (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…!自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました! (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2016年5月25日 18時

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