LIFE.31 ページ31
.
煌びやかな内装、というか単純に高そう
兎に角、コッチで着替えるとかいうアレにしておいて
本当に良かった
真由がやってくれるのなら間違いない
「コレが公安のマドンナ立花Aねえ?確かに美和子とは違う感じのストレート美人って感じかも」
「こんなでも同い年。28!見えないよね〜!」
「げっ、マジ!?22とかかと思った。見た目若いのね。まあコレなら男共が名前出しただけで来るのも納得な美人っていうか、」
由美ちゃんと真由の会話に
私は終始笑顔だった自信がある
会話に全くついて行けない
取り敢えずメイクや髪のセットをしてくれるって
いうアレがないなら
今直ぐ帰りたい位である
「由美ちゃんも真由も、ありがとね?後相談なんだけど、ドレスってどれが良いのかしら」
「そうね。髪が明るいからドレスは暗い色が良いわね〜……コレは?青のヤツ」
「あっ、青最高!!取り敢えず色は青ね」
聞くべきではなかった、と後悔するのは
彼女達がドレス議論を始める頃だった
もう面倒くさくなって携帯をいじり始めた頃
漸く由美ちゃんがドレスを持ってきた
「コレぞ、Aの良さを最大に引き出せるマーメイドドレス!ちょっと動き辛いけどソレを除けば最高に良いと思うのよね〜!」
「でも動き辛いのは…」
「ダメよ。アンタはコレ!!!」
半強制的に押し付けられたドレスを手に
私は顔を引きつらせながら
ドレスを身に纏って由美ちゃんたちの後ろを歩く
彼女達は女の子らしい良い感じのドレスを着ている
私もアレで良かったのに
「あっ、Aさん!?」
「蘭ちゃん!?コナンくんも!」
「Aお姉さん、どうしたの!?ソレ」
あ、蘭ちゃんの前では
Aお姉さんなんだね、可愛いね
なんて思うや否や
このドレスを着るに至った経緯を説明して
思わず溜息をこぼす
「な、なんか大変なんですね……」
「でも蘭ちゃん。スッゴく似合ってるわ!私もそういう感じので良かったんだけど」
あの2人がね、とジトッとした目で見ると
蘭ちゃんも何を察したのか
あはは、と苦笑いを返してくれた
「Aお姉さん!!ちょっと!」
「?うん」
コナンくんに言われて
少し会場から離れた場所に行くと
コナンくんは途端腕を組んで
私の方を見てきた
「安室さんは?」
「ああ、降谷くん?来てるのかな?」
「……はあ、何で疑問系なんだよ?ていうかお前何でこんな所に来てんだ」
「誘い断れなくて、」
.
387人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい!!続編多分あるので頑張ります!(^O^) (2016年5月29日 20時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ!!ありがとうございます!!! (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…!自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました! (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2016年5月25日 18時