LIFE.28 ページ28
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ベルモットは拳銃を運転手つまり
救急車を持ってきた人に突きつけながら
私の側の、本来なら親族がいるであろう席に
腰を下ろして足を組んだ
「携帯、拾ってきてあげたわよ。車から」
「どういう了見なの」
「あら、賭けに勝った貴方に祝福を言いに来ただけ」
なんて言いつつも顔は悪い顔をしている
未だに運転手に突きつけた拳銃を下ろさないし
それに何だかんだ彼女は組織内では
あまり信用の出来ないゾーンの人間だ
「貴方の嫌いなバーボンとキール。キュラソーが、ああなった今本当かどうかは疑わしいけどノックじゃなかったみたいよ?」
「……興味ないわ」
「それから貴方も。でも貴方の箇所だけは無理やり変えた感じが残っているから、どうかしらね」
ベルモットは私を疑っているかの様に
笑いながら言うけれど
彼女は私が黒だと間違いなく気付いている
私の車から携帯を持ってきた時点で
私が実は公安警察だと言うのは解るのだから
「でも大丈夫。見て?ジンやキャンティは貴方の白が証明されて大喜び。良かったじゃない、もう疑われないかもね?」
「貴方を撃ち殺せば?」
「心配しなくても言わないわ、貴方みたいなBest assassinは、殺すには 勿体無いと思ったから見逃してあげる」
ベルモットは拳銃を下ろしてから
運転手に「止めて頂戴」と
一言だけ言って車から降りる為に
扉を開けた
「
なんて投げキッスをされて
一気に緊張は解けて
ふう、と溜息をつくと携帯が震えた
メールだ
しかもベルモットから
「''Keep It Fun.''って、あの女…」
携帯を睨んで先程までいた女を
頭の片隅に蘇らせて
それから彼女には「To die?」と返事をして
私は他に来ている連絡を見つめていると
ジンから連絡が掛かってきた
「……なに?」
《長えイタリア旅行は終わったらしいな、メイプル》
「は?」
コイツはなにを言っているんだ、と
思って直ぐに先程まで
あるいみ私であったベルモットを思い浮かべ
目を細めて笑う
「それで?」
《明日 一応ノックだった連中を伝える。それから、キュラソーの事もな》
「組織に来いって事?OKよ」
良く考えてみれば何がOKなのだろう
今私運ばれている最中じゃん
また病院を抜け出せと?先輩に殺される
「やっぱり明日は無理だわ。また近々連絡を入れるから、それまで待っていて」
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アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい!!続編多分あるので頑張ります!(^O^) (2016年5月29日 20時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ!!ありがとうございます!!! (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…!自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました! (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2016年5月25日 18時