LIFE.24 ページ24
Amuro.side
「何故あなたが僕達を助けたのか、その了見を聞かせてくれませんかね」
「わざわざ こんな所まで お喋りをしに来たのかな?」
あの照明を撃ち落としたのは
間違いなく、この男、赤井秀一だ
FBIが公安を助けるなんて 一体どんな了見だ
まあ、どんなだとしても
キュラソーを貰い受けるのは公安だが
「FBIに手を引け、と言いに来たんですよ。キュラソーは我々公安が貰い受けるとね」
「……嫌だ、と言ったら?」
嫌だ、その答えは予想通りだ
だから俺も敢えて、この場所を選んできた
選んだのもあるが、お前がいるというのを
確信していたからでもあるが
「力づくで、奪うまで!!」
赤井秀一の方へと駆け出す
多少の風はあるが予想の範囲内
予想外な風速な訳じゃない
イケる、体術なら俺の方がーー……上だ!
「
勢いよく赤井に飛びかかって
こんな不安定な所だから赤井とともに転がる
が、先に立ち上がって次の攻撃に備える
「君の所の優秀な部下、一ノ瀬をオレ達FBIに譲ってくれるというのなら、退くのも考えるのだが……君のお気に入りの様だからな」
「……俺の部下をFBIに渡すと思うのか?」
「交渉は決裂のようだな、降谷くん」
赤井は不敵な笑みを浮かべる
そもそも、コイツ何時立花と交流をした?
いや、しなくともアレは優秀
目を付けられるのも理解は出来る
自分も、立花がFBIなら引き抜いていた自信がある
「ーー……さて、だが言ったはずだぞ。狩るべき相手を見誤るなと」
「……ああ、組織は狩りつくしてやるさ。アンタを制圧した後でな!!!」
「どうやら君は彼女を見習った方が良いようだな降谷くん。部下に判断力で劣るのは上司として、どうかと思うが?」
落ち着け、挑発だ
立花とコイツに交流があったはずが無い
アイツは常に俺とともにいたし
交流してたとすれば俺にバレているはずだ
「''お前に恥はないのか立花!!赤井なんかに助けて下さい、なんて俺は言いたくはないし、俺だけで何とでもなる''だったかな?」
「!!やはり、FBIか……ッ!」
「さて、質問をしよう。どうにかなったのかな?」
俺は言葉を詰まらせて
一旦息をふぅ、と吐いてから、ゆっくりと吸う
落ち着け。落ち着け、
挑発されるな、呑まれるな
「ーー……降谷くん!!!」
「!?……な、なんでいるんだ」
「そんなの今はどうだって良いの!!それより大変なの!」
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アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい!!続編多分あるので頑張ります!(^O^) (2016年5月29日 20時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ!!ありがとうございます!!! (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…!自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました! (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2016年5月25日 18時