LIFE.17 ページ17
Amuro.side
潮の流れやらを見る限りでは
コッチの方だろう、と思ってきてみれば
本当に倒れていて急いで駆け寄る
警察学校で身に付けたことは無駄じゃなかったと
「たちーー……」
顔にはキュラソーの上着が被せてある
キュラソーなりの健闘の讃え方なのかも
彼女がいない今わかりはしない
今俺が解るのは彼女が非常にマズイということだけ
脈拍もあるが非常に弱い
「馬鹿なのか、お前は」
彼女を抱えて急いで警察病院へと車を飛ばす
お前達同期は何時もそうだ
俺に心配なんてさせない様なスピードで
俺から離れていく、本当憎いよ
「お前にも死なれたら、俺は どうしたら良いんだよ。一之瀬。勘弁してくれないか」
酷く冷静なトーンだった
そして同期のアイツと、そしてお前との
楽しかった思い出ばかりが
まるで走馬灯のように頭の中を駆け巡る
「安全な鑑識から職権を使って公安に移動させてまで近くに居たのに、このザマだ。本当勘弁してくれ。俺はお前らとは違うんだ」
学校時代のエリートの一之瀬と松田
それからプラスで目立っていたのが俺
俺たちがお互いを意識しだすのには時間はかからず
お互い悪い賭けなんかしていた
「お前やアイツの隣に立つ事に一生懸命だったのが懐かしいよ。それなのに お前達が先に逝って俺だけが生き残るなんて、どこまで先をいくつもりだ」
全てにおいてパーフェクトなお前と
強いところは強い松田。なあ、松田頼むよ。
彼女を未だ其方側に連れて行かないでくれ
俺を一人にしないでくれ
「ーー……頼む」
なんて、いよいよ神頼みとは笑い物だ
起きたコイツに知られたらなんて言われるかな
先輩馬鹿ですね、とか降谷くんヤバイよ、とか
色々想像はできるけれど
その通りになるかどうかは神のみぞ知る、だ
「もしもし風見か、警察病院に今から立花を持っていく 緊急だ。向こうにそう伝えておいてくれ」
解りました、言葉の後
間も無く着くであろう警察病院を思ってから
彼女の出血量を確認して頭が痛くなる
もしも、の展開が頭をよぎる
大丈夫、落ち着け
キュラソーの上着はまだ暖かかった
まだ可能性は充分にある、落ち着け
「俺を置いて死ぬなんて、許さない」
辿り着いた警察病院に車を置いて
彼女の脈拍があるのを確認して
急いで警察病院の中へと駆け出した
「もっと早く、気付くべきだった。お前や松田が大切な事に。時間が足りなすぎるんだよ、馬鹿コンビ」
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アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい！！続編多分あるので頑張ります！（＾Ｏ＾） (2016年5月29日 20時) (
レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ！！ありがとうございます！！！ (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…！自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました！ (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アポロ12号。
| 作成日時：2016年5月25日 18時
