LIFE.13 ページ13
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キュラソーを確実に殺すには
人では必ず必要になる
赤井さん単体で来てくれるのなら……
なんて甘い考えが頭に浮かぶ
「それにしても、君と降谷くんが同期なのには驚いたな。気付かなかったよ。苗字が変わっていて、しかも、情報が更新済みだったからな」
「良く調べ上げましたね、お手上げ」
「立花A。旧姓は一之瀬。警察学校歴代最高成績を残し卒業した鑑識、だったかな」
まだ言おうか、という彼に
「大丈夫です、伝わりました」と
両手をあげると
彼は愉快そうに口元を釣り上げる
「あと、訂正するのなら女子の中で最高成績、です」
「だが体術も射撃も右に出る者がいないらしいじゃないか。前に腕前は見たが中々だったよ」
「コナンくんの言ってた赤井さんも貴方だなんて、もっと警戒すべきでした」
コナンくんの人脈をなめていた
子供だからって甘く見ていたかもしれない
普通の子供よりはしっかりと見ていたはずだけど
「キュラソーの件の計画はメールで送ります。あんまり出歩いていると、また仕事増やされるので。あと決行日は明日。なので携帯は肌身離さず持っていてくださいね」
「意外だな。公安警察に聞き分けが良い奴がいるとは」
「利害関係の成立です。貴方にメリットを見出していなかったら絶対教えません」
何て嘘だけどね〜〜
元々協力は要請するつもりだった
そっちから近づいてきてくれたのは幸運
それに一人で来てくれるらしいから
先輩に疑われても逃れられる
「……ていうか、貴方の所為で死んだスコッチの代わりに私が潜入する羽目になったんだから、アンタ、死んでも私を守りなさいよ」
「おや、それは初耳だな」
「あと呉々も私だって疑われる発言を先輩にはしない事。守れないなら教えない」
要件が多いお嬢さんだ、と笑う彼は
その後すぐに「いいだろう」と笑って言う
余裕そうな顔はムカつくけれど
恐らく元からのものなのだろう
いつか、その顔を焦り一色に変えてやりたい
「じゃあ、また明日」
「ああ」
シートベルトを外して
車から降り急いで先輩の元へと走る
アイツ、赤井さん
私の職場も知ってんのか……
「先輩、遅れました」
「いい御身分じゃないか。さて?今日も俺と残りたくて遅れてきたんだろう。良いだろう。それなりの仕事は用意してある」
「先輩鬼ですねー」
「……なに?1人で残業もしたい?全く、お前のやる気には俺も恐れ入るな」
私を殺す気か
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アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい!!続編多分あるので頑張ります!(^O^) (2016年5月29日 20時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ!!ありがとうございます!!! (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…!自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました! (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アポロ12号。 | 作成日時:2016年5月25日 18時