【名探偵コナン】Maple

LIFE.12 ページ12

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そして明日作戦決行を控えている私は
今、コナンくんと公園に来ていた
コナンくんは どうやら明後日に水族館に行くらしい

これはまた…羨ましいなあ




「Aも来れば良いじゃねえか水族館」

「そうだなあ……でも流石に子供達の中に私は入れないでしょうよ。冗談キツイよ」

「お前でも、ンなこと気にするんだな」




何を〜〜とコナンくんの頬っぺたを
ぎゅーっと抓りながら
周りを見渡すと子供が遊んでいるのが解った

コナンくんも歩美ちゃん達と遊べば良いのに




「そういえばAと安室さんって、普通の上司部下より仲良いよな。距離が近いっつうか」

「そりゃあ、同期だしね」

「ああ、成程な。同期っつうんなら納得ーー……はあ！？同期！！？聞いてねえぞ！」




いきなりクワッと表情を変えるコナンくん

そりゃあ聞かれなかったし、と
答えを返すとコナンくんは私を睨みつけ
「普通言うだろうが！」と言う




「いやいや普通言わないでしょ？」

「この野郎…」

「先輩とは良いライバルだったよ〜〜」




警察学校楽しかったもんね〜〜、と
笑って話すと「そうかよ」と
まだ不機嫌なのかコナンくんは目を細めたまま

けど次の瞬間目を瞬かせて私を見る




「？どうしたの」

「なら何で先輩呼びなんだよ」

「そういう設定だからだよ。それに公安警察としては間違いなく先輩の方が先輩だったし」




対等だったのは昔だけだよ、と笑うと
「紛らわしいんだよ！」と
またコナンくんの機嫌は悪くなって

私も私で困った様に笑った




「ーー話があるんだが、いいか？」

「！！赤井さん！？」

「久しぶりだな。ボウヤ」




赤井さん、という言葉に私は思い出す

先輩の殺したい程憎い人
そして前任スコッチを殺すのに
深く関わった赤井秀一を




「……貴方が赤井秀一」

「そういう君はメイプルであっているかな」

「なに、そういうプレイ？私もライって呼んだ方がいいって事なのかしら？」




どちらでも良い、といった彼は
コナンくんに断りを入れて
私を近くにある高級そうな車に乗せ

そのまま車を走らせた




「困りますよ、そういうの」

「それより聞かせてくれないか。キュラソーの件について、詳しくな」

「私に情報を売れって？先輩に怒られるのは私ですよ？FBIに向かわれたら確実に私が殺されます先輩に」




それについては上手くやるさ、と笑う彼

確かスナイパーとしては右に出る者がいない程の
組織のボスが警戒する程の男、ライ





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