LIFE.02 ページ2
.
あの後滅茶苦茶怒られて
私の方が怒りたい、とか思いながら
助手席で1人でブッサイクな顔をしていた
先輩本当ないわ
「先輩は私も守ってくれる立場でしょ！酷い！！」
「はあ、煩いぞ立花」
「だってだって！！あんまりです！」
「信用していた。お前に振ったところで組織に疑われる事はないと思っていたし、俺よりは信用されてるだろ。お前」
コッチの顔なんて見ずに
少しだけ不機嫌そうに言う先輩の言葉は
思い返してみれば結構貴重な発言だった
先輩は自分1番な人だと思っていたのに
「わ、私はチョロくないので！！！」
「は？」
「〜〜ッ騙されません！！」
なに言ってんだコイツ、みたいな顔を
明からさまにしてみせてくれるあたり
先輩は本当に私に容赦がないと思う
一周回って面白くなってしまうくらいには失礼
「本当に お前が危なくなったら、そりゃあ俺だって上司として……っというよりは潜入させた側として守らないと、とは思っている」
「先輩がそんな事いう訳ない〜〜！！べ、ベルモットの馬鹿ァア〜〜！！！」
「お、おい！！仕事！」
赤信号で止まっているときに
車から降りて全力疾走で走るなり
走り終えてから
良く考えたらベルモットだったら私終わってる
と、1人で考えて目を細めた
「こ、コナンくん〜〜！！！なんでいないの！？」
そりゃあ、いる訳ないけどもね
私1人で勝手に走ってきたんだし
うわあ、先輩に何て言おう
良く考えたら、あの行動が失礼だよね
「ハァイ、メイプル」
「あら？ベルモット……」
こんな所にいても良いの？と尋ねて
大丈夫よ、という彼女の言葉に
ああ、そうか。彼女ボスに気に入られているのか
と、1人納得した
「どうして こんな所に？」
「仕事帰りよ。ほら、私の愛用しているバイクがその辺に置いてあるでしょ？」
「あ、本当ね」
「なあに？メイプル。もしかしてバレちゃいけない秘密でもあるのかしら」
核心を突かれた私は、はあ、と溜息を零して
「なに言っているの、ベルモット」と
信じられない程、冷たいトーンで放ってみせる
私もびっくりなトーンである
「女って秘密がある方が魅力的だって、あなたが言っていたじゃない。それなのに……私に言わせれば、貴方こそ意外な言葉だわ」
「言ったかしら、そんな事。まあ、いいわ。メイプル、貴方明日時間あるわよね？」
「？なによ」
「飲みに行くのよ。勿論行くでしょう？」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 387人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アポロ12号。(プロフ) - ここなっつさん» 安室さんは、もう存在が可愛いから そうなっていくんだろうなって((( はい！！続編多分あるので頑張ります！（＾Ｏ＾） (2016年5月29日 20時) (
レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
ここなっつ(プロフ) - 番外編の安室さんがかわいすぎてキュン死にしそうです…(鼻血) 続編、楽しみにしてますね!!! (2016年5月29日 20時) (レス) id: 3b5c4fd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - 南湖さん» ハッ！！ありがとうございます！！！ (2016年5月29日 10時) (レス) id: 03ac995b88 (このIDを非表示/違反報告)
南湖(プロフ) - 皿も""片付けのに""になってます。 (2016年5月29日 10時) (レス) id: 160e01a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
Spica(プロフ) - そうなんですか…！自分の作品にもCSSを取り入れたいと思っていまして…親切に答えて頂きありがとうございました！ (2016年5月28日 14時) (レス) id: 470242e22b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アポロ12号。
| 作成日時：2016年5月25日 18時
