LOVE.32 ページ32
Midoriya.side
「だーれだ！」
「Aちゃん」
「流石出久くんだ。あたり！！今日は1人？同じ駅だし電車一緒に乗ろう？」
チャンスだ、と思った
Aちゃんと かっちゃんは暫く発展はない
というか、かっちゃんがアクションをこの段階で起こす奴だとは思っていない。何故って人の性格は中々変わらないから
だからかっちゃんが恋愛に臆病なのも変わらない
「いいよ」
Aちゃんはクラスのヒーロー基礎学について、誰がああだった、とか、あの人が凄い、とかポンポンと会話を僕に提供する
こう言うところだろう
初対面からも嫌われにくい人柄で
彼女は気遣いの天才だった。踏み込む所は踏み込むけど下がるところは下がる、
「Aちゃんは、かっちゃんの事どう思う？」
「爆豪くん？そうだなあ、ちょっと怖いけどカッコいいと思う、ストイックな所とか、自分に限界の線引きをしない所とか」
「じゃあ……」
僕は自分の駅、つまりAちゃんと僕の家の最寄駅に続く窓の外の景色を眺めながら、不思議そうな顔をしているだろう Aちゃんの顔を見るべく、ゆっくりと顔を上げた
そして口を開く
「ーー……僕は？」
「へ、」
みるみるうちに顔が赤くなるAちゃんを見て可笑しそうに笑うとAちゃんは「からかわないでよ」と恥ずかしそうに笑った
ダメだよ、Aちゃん
僕は君に逃げ道を与えてあげる余裕なんて
これっぽっちもないんだ。ごめんね
「からかってないよ」
「！」
「僕は君が好きだ。もちろん、答えは急いでないし、Aちゃんが僕の事を本当にソウイウ対象としてみていないのなら、僕はもう一度君に僕を見て欲しいって思うんだ」
電車のドアが開いたのを見て、Aちゃんの手を掴んで電車から降りて「今度は僕が君を追いかける番だね」と笑うと彼女は顔を赤く染めた
かっちゃん僕は優しくないみたい
いや、もしかしたら焦っているのかも
君と合わせてやっていたら僕に勝ち目はないんだ、と無意識の内にわかっているから
「困らせてごめんね、また明日」
だから僕は君の隣を歩いてやらない
僕が前にいたとしても君なら何時か僕を追い越してしまうかもしれない。それなら、僕のやる事はひとつだけなんだよ。かっちゃん
(君の手の届かない所へ)
どれだけ走っても
追い越せないくらい遠くへと進むこと
だって、君に負けたくないと思ってしまったから
.
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アポロ12号。(プロフ) - 南崇朱雀さん» ありがとうございます！！（≧∇≦）かっちゃんは可愛過ぎてヤバイですよね！！ヤバイ！はい！！発育の暴力……確かに八百万さんくらいは発育よさそう、、。カラオケ！私も行かせたい、、！！後は早く轟くんと仲良くなってもらって、かっちゃんに暴走してほしい… (2016年9月30日 7時) (
レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
南崇朱雀(プロフ) - 文才凄い…爆豪君も出久君も口調が把握出来てるの尊敬します！あとアポロさんのかっちゃん可愛すぎですか。夢主、発育の暴力。俺とは正反対だな。カラオケとか行かせたいですね。応援してます！ (2016年9月30日 1時) (レス) id: e4024f0505 (このIDを非表示/違反報告)
南崇朱雀(プロフ) - 文才凄い…爆豪君も出久君も口調が把握出来てるの尊敬します！あとアポロさんのかっちゃん可愛すぎですか。夢主、発育の暴力。俺とは正反対だな。カラオケとか行かせたいですね。応援してます！ (2016年9月30日 1時) (レス) id: e4024f0505 (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - くまさん» 文才が凄いなんて……あああ！！ありがとうございます！頑張ります！！！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
アポロ12号。(プロフ) - まったりさん» ありがとうございます！！！頑張ります！！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: f785069a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アポロ12号。
| 作成日時：2016年9月27日 13時
