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第11話 ページ13

貴方視線

それから数日間は、普通に過ごした。


クムジも流石に海賊を警戒してるからだろう。


そんなに妙な動きはなかった。


まぁ、海賊船はいつもヒャッハーしてるがな(;・∀・)。


______________________________

ジェ「ねぇ、Aちゃん」


貴『何?緑………ジェハ』



ゆったりとお茶を飲んでいた僕に、ジェハは話しかけてきた。



ジェ「呼びやすい呼び方でいいよ、えっと、聞きにくいんだけど、クムジの偽妻だったってホント?」


貴『ぶー!(お茶を吹く音)』




どでかい地雷を踏んでくれたなオイ!
僕はジェハを軽く睨むと、持っていたお茶を近くに置く。




貴方『まぁ、そう言う時期もあった………と思う。』



ジェ「さっきの間はなんだい?」



とりあえず言いたくないランキングベスト10に入るような事を言えるかってんだ。



そんな中、それをばらすバカが居たよ。




「ジェハー、そいつはホントになった事あるからな?」


……………




貴『おぃぃぃぃぃぃ!!』




ジェ「なるほど、噂はホントだったんだね。」




「何せスタイルもいいし美形だし琴と舞も出来る、こんな完璧な女をクムジが売るなんて事ねーだろ?」




ジェ「それは流石にクムジに同意見だね。」





貴『あ☆ん☆た☆ら〜?』



「あ、やべぇ」


貴『覚悟ーーー!!!』
2人「ぎゃあぁぁぁああ!」


_______________
この後、Aに蹴られまくった二人である。
______________________________
次の日

貴『ジェハ〜』


ジェ「ん?なんだい?」


貴『僕近くの川で水浴びしてくるから、何かあったら呼びに来るかこっち向かって手を触れ。』


ジェ「呼びに行くのは分かるけど、なぜ手を振るんだい?」


貴『遠くに居ても分かるから。』

ジェ「なるほど。」

貴『まぁ、行ってくる。あ、そうだ、もし覗きに来たら蹴るからな?』



ジェ「覗かないよ僕は。」


ジェハを睨んだ後、僕は近くの山の中にある川まで行く。


この時、僕は思ってもなかった。







あの人と、会えるとは。

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LaLa(プロフ) - この話面白いです!!更新待ってます! (2019年10月13日 13時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - とても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2018年6月22日 20時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオバナ | 作成日時:2017年12月30日 21時

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