第11話 ページ13
貴方視線
それから数日間は、普通に過ごした。
クムジも流石に海賊を警戒してるからだろう。
そんなに妙な動きはなかった。
まぁ、海賊船はいつもヒャッハーしてるがな(;・∀・)。
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ジェ「ねぇ、Aちゃん」
貴『何?緑………ジェハ』
ゆったりとお茶を飲んでいた僕に、ジェハは話しかけてきた。
ジェ「呼びやすい呼び方でいいよ、えっと、聞きにくいんだけど、クムジの偽妻だったってホント?」
貴『ぶー!(お茶を吹く音)』
どでかい地雷を踏んでくれたなオイ!
僕はジェハを軽く睨むと、持っていたお茶を近くに置く。
貴方『まぁ、そう言う時期もあった………と思う。』
ジェ「さっきの間はなんだい?」
とりあえず言いたくないランキングベスト10に入るような事を言えるかってんだ。
そんな中、それをばらすバカが居たよ。
「ジェハー、そいつはホントになった事あるからな?」
……………
貴『おぃぃぃぃぃぃ!!』
ジェ「なるほど、噂はホントだったんだね。」
「何せスタイルもいいし美形だし琴と舞も出来る、こんな完璧な女をクムジが売るなんて事ねーだろ?」
ジェ「それは流石にクムジに同意見だね。」
貴『あ☆ん☆た☆ら〜?』
「あ、やべぇ」
貴『覚悟ーーー!!!』
2人「ぎゃあぁぁぁああ!」
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この後、Aに蹴られまくった二人である。
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次の日
貴『ジェハ〜』
ジェ「ん?なんだい?」
貴『僕近くの川で水浴びしてくるから、何かあったら呼びに来るかこっち向かって手を触れ。』
ジェ「呼びに行くのは分かるけど、なぜ手を振るんだい?」
貴『遠くに居ても分かるから。』
ジェ「なるほど。」
貴『まぁ、行ってくる。あ、そうだ、もし覗きに来たら蹴るからな?』
ジェ「覗かないよ僕は。」
ジェハを睨んだ後、僕は近くの山の中にある川まで行く。
この時、僕は思ってもなかった。
あの人と、会えるとは。
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LaLa(プロフ) - この話面白いです!!更新待ってます! (2019年10月13日 13時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - とても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2018年6月22日 20時) (レス) id: 9b6ae3d64f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アオバナ | 作成日時:2017年12月30日 21時