FANTASTICK 13 ページ14
ハロウィンパーティーまで後3日の夕食。
最後の希望としてAを誘おうと、多くの男子生徒が彼女の周りに集まってきた。しかし彼女は「ごめんなさい、もう相手がいるの」と愛らしい笑顔で交わしていく。
「誰と行くんだい??」
『秘密よ』
「それは無いよ〜……A、教えてくれ……」
『ダメよ、秘密なの』
ニュートはそれを遠目で見ていると、Aの青く澄んだ綺麗な瞳と目が合い、不意にも心臓がドキッと跳ね上がる。
N(しまった……慣れていたはずなのに……)
咄嗟に目を逸らされてしまったからAは少し頬を膨らませる。『ごめんなさい、もう行くわね』と周りに集まる男子生徒をかき分けて、ニュートに近付いていった。
少し不機嫌なAを見たニュートは視線をあちこちに移動させていたため、Aはクスクスと笑う。
『フフフ……ごめんなさいニュート、さ、ご飯行きましょ』
N「え、Aッ……///」
ニュートの腕に絡み付くように腕を組んだA、傍から見ると恋人のように見え、男子生徒達はニュートを羨ましそうに睨んでいた。
_____________________
食堂に入り席に着くと2人はバランス良く料理を選びんだ。Aが美味しそうに頬張っていたのでニュートは愛おしそうに頬を緩ませる。だが、その1つ空けた隣にシェリーがグリフィンドールの男子生徒と共にご飯をとっていたのが視界に入った。
グリフィンドールの男子生徒はAを異様に見つめていて、ニュートは少し不機嫌な顔をしていたが、Aは気にしていなかったようなので自分も食事に集中しようと考えた、その時だった。
??「ね、A・アイリーンさんだよね」
『え、あ、そうよ。貴方は??』
Mt「僕はメテオ・チェリージュン、グリフィンドールの監督生さ」
『そう、よろしくね』
Aは興味が無かったのか、直ぐに食事に集中し始めた。メテオはAの隣に座り、顔が触れ合ってしまうんじゃないかと思うほどAにベッタリとしている。
オマケにニュートには余裕の笑みを見せて。
Mt「Aの瞳は、透き通った海の様に美しいね」
周りの女子達がメテオに見惚れて、ハートがふわふわと飛んでいた。
『…………』
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花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年11月25日 15時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
宙良(プロフ) - ありがとうございます!皆さんが楽しめるよう頑張ります!!更新が遅れるかもしれませんがよろしくお願いします! (2019年1月2日 18時) (レス) id: 7f480857a9 (このIDを非表示/違反報告)
ココア☆遥(プロフ) - 初めまして!すっごく面白いです!!ニュート可愛いし、夢主も鈍感過ぎない天然で可愛いです!話の展開がすごく楽しみです!頑張ってください! (2019年1月2日 15時) (レス) id: b7e505c8d0 (このIDを非表示/違反報告)
宙良(プロフ) - コメントありがとうございます!!期待に応えられるように頑張ります!! (2019年1月1日 21時) (レス) id: 7f480857a9 (このIDを非表示/違反報告)
恋々奈津(プロフ) - はじめまして、面白くて一気にお話読んでしまいました!ライバル登場でドキドキしてます……!更新頑張ってください! (2019年1月1日 20時) (レス) id: e7413e1d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宙良 | 作成日時:2018年12月30日 21時