6 過去 ページ6
お互いに何を話す訳でもなく
無言で歩いていたはずなのに
時間はあっという間で。
「あの、ここです」
亜「お、そっか」
「すみません、わざわざ」
亜「いいのいいの!」
「ありがとうございました、おやすみなさい」
亜「明日からよろしくね、おやすみ」
そう言って私は白濱さんと別れた。
マンションのエントランスに入り
ふともう一度振り返ると
そこにはじっと動かない白濱さんがいた。
私が中に入るの待ってくれてるのかな……?
するとあちらも見ていることに気がついたのか
大きく手を振っていた。
可愛すぎる。
そして私も小さく振り返した。
なんて紳士な人なんだろう。と
部屋に帰ってから寝る準備をするまでの間
ずっと考えていた。
ベッドに入り今日あったことなどを
思い出していた。
GENERATIONSさんの専属デザイナーになって
いきなり芸能人の人とご飯に行ったり
白濱さんに家まで送ってもらったり
その他にも色んなことがあった。
「濃い一日だったなぁ。」
この時の私はまだ、白濱さんに
恋をしていることに気づいていない。
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作者名:この | 作成日時:2018年10月25日 0時