君色パレット (ページ42)

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そして福岡当日がやって来た。

GENERATIONSのみんなが夢を見ていた

ドームツアーの幕開け。

メンバーはもちろんスタッフも

気合が入りまくっていた。

龍「おっしゃー！！やったるでぇ！！！」

「龍友くん、上着きてください。」

龍「あ、すんません」

もう開演10分前だと言うのに

落ち着きのない人。←

「なにか、不十分なところはありませんか？」

G「「大丈夫でーす！」」

紫「こっちも大丈夫です」

輝「大丈夫です」

衣装の確認が取れてから

みんなで円陣。

私達は見守るだけ。

亜「ドームツアー初日！！

デビュー当時から夢を見ていた

ドームのステージに立てることに感謝して

来てくれたファンの方々全員に感謝して

一人一人に届くようなステージにしましょう

きっと、今日のステージは俺らGENERATIONSの

新たな進化に繋がるスタートだと思います。

焦らず落ち着いて、でも、

いつもの俺たちらしく頑張りましょう！」

亜嵐くんの言葉を聞いて

やっぱりこの人たちはすごい人たちだ。

そう思わされた。

「頑張れ……みんな」

そして

「頑張れ…………亜嵐くん」

誰にも聞こえないような声で

そっと呟いた。