君色パレット (ページ10)

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10 亜嵐side ページ10

俺には好きな人がいる。

それは俺達の専属デザイナーをしてくれている

石原Aちゃん。

出会った当初はお互いぎこちなくて

全然話せなくて

その時から俺は気になっていたから

番組の収録のリハーサルをする時に

楽屋に忘れ物をして1度部屋に戻ったら

イヤホンをつけて何やら聞いてるAちゃんがいた。

亜「Aちゃん何聞いてるの？」

「白濱さん、、

私の好きな洋楽聞いてたんです」

俺はかなり勇気をだして話しかけたんだ。

なぜかって？

その時はまだAちゃんはメンバーで

唯一俺の事を【白濱さん】と

呼んでいて名前で呼んでくれていなかったから

嫌われていると思ってたから。

それから【好きな音楽の趣味が一緒】

だから話が弾んじゃって

とっても仲良くなった。

今ではメンバーの中で1番仲良しだと

俺は思ってる。

でも、出会ったのは4年前の話。

もう21歳から25歳になっていた。

俺がAちゃんに恋をしてもう

【4年も経つ】

女の子なら結婚なども気にし始める頃だろうか。

Aちゃんは今は彼氏が居ないから

《絶賛募集中です！》

なんて言ってたけどAちゃんに

彼氏ができるなんて “嫌だ”

そんなことを思っているのに

行動を起こせないのは俺には

自信が無いから。