君色パレット (ページ49)

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私がそう言うと分かりやすく驚く亜嵐くん。

「ずっと、好きでした。

いつも一緒にいてくれた亜嵐くんがいなくなった時

私はこんなにも【好きなんだ】って

気づかされたんです。

私の想いを知ってくれるだけでいいんです。

彼女さん、大切にしてくださいね」

緊張してしまって亜嵐くんが何かを言おうとしているのに

早口で話してしまった。

亜「……俺、彼女いないし

Aちゃんの想いだけ知ってるって……

無理。そんなことできない。

俺だってずっとずっと

Aちゃんが専属デザイナーになってから

・

・

好きだ」

「え？か、彼女いるじゃないですか!!

見ましたよ、前に一緒に歩いてるところ」

亜「それってもしかしたら妹かも、。？」

「え？妹いないですよね？！

ラブリさんしか女性いませんよね？？」

亜「いや、、実は妹もいるんだよね……」

「えーーーーーーー！！！知らなかった！！！」

亜「あ、いやAちゃん？

俺の話……聞いてた……？」

「知らなかったなぁ、亜嵐くんに妹なんて……

へぇ」

私の頭の中は亜嵐くんの妹の話でいっぱい。

そしたら

ｻｯ

亜嵐くんが抱きしめてきた。

「あ、亜嵐くん、？？？？」

亜「……好きだよ。」

「……へ？」

亜「もう一回言うからちゃんと聞いててね？

俺はAちゃんが専属デザイナーになってから

ずっとずっと好きです」

「……私も、、大好きです」

すると亜嵐くんは私の顔を見て

亜「俺と、付き合ってください」

「はい！」

色々なすれ違いがあったけど

今の私の心や世界はあなた

そう

亜嵐くんの色で染まってます。

君色パレット、だね。