俺がいなくたって。【Kyohei.T】 (ページ10)

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恭平 side

余命宣告されたことも、全部メンバーに報告した。

俺が血吐いた日から1ヶ月経って。

残された余命は、2ヶ月になってもーた。

コンコンコン。...誰やろ、みっちーかな。

廉「恭平、大丈夫かー？」

花持って現れたのは、永瀬廉くん。

「...れん、くん」

こんな弱い姿、大好きな人に見せたくなかった。やけど、しゃーないか。

廉「...あと、2ヶ月なんやろ？俺、出来るだけ毎日来るから、な？だから、1日でも長く生きて？んで、余命も延ばそ、」

「...っ、は、い」

廉「何泣いとるん、...俺やって、泣いてまう、やんかぁ、」

....え、廉くんが泣いてる。どーしよ、

大「恭平きたでー？って、廉！？なんでおるん？」

廉「...何、って。お、みまい、」

大「...え、泣いてる。え、キモ。やば、」

廉「...キモい言うな。...でも、恭平1回悪化したのに回復したって凄いよな、」

「...確かに、」

大「みっちー今日学校の用事らしいし、」

今日やっと酸素マスクが外せた。

お医者さんからも凄いって、奇跡やって言われた。

でも、次倒れたら今みたいに動けるかわからんって、。

廉「...でもさ、あと何ヶ月で、とか言われても怖くないん？」

「...一周回って怖くなくなったって感じですかね、でも、病気が悪くなっていくたびに死が迫っていく感じがしてさ。でも、受け入れちゃって....」

廉「...そー、なんや、」

大「...こんな暗い話やめよ？せっかく廉来とるんやし、」

そう言いながら、たわいもない話をたくさんして。

廉くんに会えてよかったな。