俺がいなくたって。【Kyohei.T】 (ページ8)

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大吾 side

高橋のとこ、いかんくなって1ヶ月が過ぎた。

なんか今日は嫌な予感がするってゆーか。

今日は取材やったから、なにわ6人で話してた。

ピリリリ...。ん、電話や、しかも病院から。

「...もしもし、.....え！？高橋がですか！？今すぐ向かいます！！」

内容は、高橋の病状が悪化して、血吐いて倒れたって。

道枝にいって、2人で急いで病院に向かう。

駿「恭平っ、！！」

ガラ、と扉を開ける。目の前には、酸素マスクをつけた恭平。

...1ヶ月前より、めっちゃ痩せてた。ただでさえ、細いのに。

俺らがみんなで活動してた頃とは全然違う姿に胸が痛む。

「...大丈夫か？しんどいか？」

椅子に座り、頭を撫でる。

恭「...だ、いご、くん？」

「そーや、西畑や、。来てあげれんくてすまん、」

恭「...みんな、元気に、してました、？」

「おう、元気やったで？」

恭平は、ゆっくりやったけど話せた。

恭「...言わなあかん、こと、あって、」

駿「...何や、？」

恭「...結構病気、悪くて。ずっと、言えんかったけど、あと、余命5ヶ月やって。...でも、あれから2ヶ月たった、から、あと、3ヶ月しか、俺生きれ、へん、」

....どーゆー、こと？高橋が、死ぬの？

駿「...それ、ほんまなん？」

恭「...ごめん、ほんまやねん、」

...そんなん、そんなん嫌や。

神様、どうか...どうかお願いです。

この子の命だけは、救ってください....。