俺がいなくたって。【Kyohei.T】 (ページ2)

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恭平 side

「....検査の結果なんですが。高橋さんはまだ若いのですが、がんが見つかりまして。転移もしており、かなり深刻です。」

「...え、、」

「...もって、あと5ヶ月かと。」

俺は、自分の耳を疑った。俺、がんなん？あと5ヶ月しかいきれへんの？

....いやだ、そんなん嫌。俺まだ明日で20歳。

「とりあえず今日から入院って形で。余命などは伝えますかね、」

「...病気やってことは、伝えてください。でも、余命などは伏せてください。」

そう言って、病室に向かう。1人で待機かぁ。

ベッドに横になって、1人で待つ。すると、ノックの音が聞こえた。

「どーぞ、」

大「大丈夫か、高橋？...話は聞いたけど、」

来たのは、大吾くん、大橋くん、みっちー。

和「...がんって、がんって軽いよな？」

駿「すぐ治って、活動できるよな？一緒に、」

そんな2人の問いかけは深く鋭く、俺の心に刺さっていく。

ごめん、みんな。俺もう生きれへんねん。

「...そ、そんなん、そんなんすぐに治りますよ、一緒に活動だってできるし、」

気付いたら、頭で考えてるのと違うのが口から出てた。

和「...毎日、来るから。はよ治してな？」

「...も、もちろんっすよ、」

大「調べたんやけど、治療キツいんやって。いけるか、？高橋、」

「キツくても、。みんながいるし、」

俺あと5ヶ月で、なんて言えない。

こんなに心配されてるのに。無理やんか。

....なんで、なんで俺が病気に。意味わからん。

大「...泣いてんの？高橋。俺らがおるから、大丈夫やって、な？」

駿「...なんかあったら言ってな？出来る限りの事はするから、」

...ありがと、みんな。