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葛葉「さっき、春風さんが呼吸してないってわかった途端更に思ったよ。
なんで何もしてない、いい人が死にかけて、
罪を犯してる殺人鬼の俺がここで生きてるんだって」
「っ、それは違、！！他人と比較するのは、」
ダメだ、葛葉さん悲観的になりすぎてる。起き上がって葛葉さんの肩を掴んで言い聞かせるように言う。
葛葉「……、はは、なぁ漣さん、……、俺、もう叶がどうとか、そう言う問題じゃないんだ。
俺が望んでるんだ。俺が俺自身を。
＿＿＿＿＿＿＿葛葉の死を。」
「……、」
葛葉「生きる理由ができても俺はこのままずっと苦しいままだ。それなら叶に嫌われてるままいなくなりたい。
今の俺の死をとめてる足枷はアンタなんだ漣さん。
アンタが俺を突き放してくれさえすれば俺はなんの後悔もせずにこの世を去れる。罪を償えるんだ。
だからっ、……」
「……、っ、」
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叶「ダメだよ葛葉。それは。」
「……ぁ……」
葛葉さんの後ろに叶さんの姿が現れる。葛葉さんはいきなり失神したように私の方に倒れてくる。
叶「ごめんね。話聞いてた。ちょっと葛葉悲観的になりすぎていけない方向まで話して、精神的にパニックになっちゃってるから眠らせちゃった。
ちょっと漣さん葛葉こっち向かせられる？」
「……」
状況が掴めないまま私はとりあえず叶さんの言う通り葛葉さんをくるっと回して、背を寄りかからせた。
叶「ん、ありがとう。」
叶さんはそう言うと手から水針のようなものを出して葛葉さんの腕に刺した。
叶「よし、精神安定剤を打ったからとりあえずは大丈夫かな。」
「……、」
状況が全く掴めない……。
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その後、叶さんは葛葉さんを背負ってホテルまで連れ戻し、葛葉さんの部屋のベッドに寝かせた。
私は大人しく叶さんの方へついて行って、チラチラと様子見をしてた。私から話かけていいものなのか……。雰囲気がなんか話しかけずらくて。
そして葛葉さんの部屋を出たタイミングあたりで叶さんは口を開いた。
叶「……パーティーの時の続き、話そうか。詳しく話すって言ってたよね。僕。」
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Umi(プロフ) - 毎度面白いお話をありがとうございます😭お気に入り2434人目は頂きました😏👍 (9月24日 21時) (
レス) id: df8d30382f (このIDを非表示/違反報告)
るなたそ(プロフ) - もうほんとうに、素敵な作品すぎてます、、とても読みやすく内容も面白か楽しく😭✨ 更新とても楽しみにしていますが、無理なさらないでくださいね🙌 (2023年2月25日 3時) (レス) @page41 id: 92c3029fc5 (このIDを非表示/違反報告)
緋緒(プロフ) - もう、、、ほんと、、、無理すき（合掌） (2023年2月20日 8時) (レス) @page39 id: befea3e434 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - 初コメント失礼します。見つけた日から一気に読み込むほど引き込まれる作品で、いつもワクワクしながら読ませていただいております！これからも楽しみにしています。無理せず頑張ってください！ (2023年2月14日 1時) (レス) id: 58a2d0970f (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 初コメント失礼します。素晴らしい構成力と表現方法に何度も驚かされ、いつの間にか大好きな作品になっていました。愛され系はあまり好きでは無かったのですが、あまりにも夢主の綺麗な性格に惹かれ、一気見してしまいました。これからも心より応援しております。 (2023年2月14日 0時) (レス) @page35 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時：2023年1月7日 1時
