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叶さんは高校入学前にきっと臓器の限界に気づいた。
どんな人でも、自分の死がわかっていて楽しく過ごすことなんて難しい。
だからロトの体を借りて自分の感情を表に出さないようにした。
初めて会った時からずっと叶さんはの笑顔はまるで仮面を被っているようで本心だと感じれていなかったから。
それに、あの葛葉さんの過去を話した時もそう、大事な友達にあんなこと苦しむ表情が出ずに出来るはずがない。
これは予想じゃない。絶対にあってる
叶「……天使魔法を隠すためだよ。色々とそうした方が都合がいいからね。」
「……そう。」
、隠す、よね。
……今の叶さんはきっと絶対に、
「助けて」って、言わない。
自分が居なくなることで全部が上手くいくって確信してるから。
なら、こっちにも考えがある。
叶「それじゃ、質問はもうないね。外に出すよ。」
「……うん」
瞬きをして目を開けた時にはもう既に先程と同じ光景が広がっていた。
スイートルームの一室。目の前には、笑顔の叶さんの姿。
「……」
叶「それじゃ、葛葉が起きたらでもいいし、漣さんのベストのタイミングで伝えて。信じて貰えなかったらこれを見せてあげて。」
渡されたのは1つのファイル。
中をみればアビス家の人達と思われるデータが入っていて全てに生存○とされて、生存場所、血液データなどが詳しく書かれている。
叶「通りすがりの天使魔法の人がやってたって伝えるんだよ。
漣さんならこないだ魔法警察の人たちとも知り合ってるしその人たちから情報提供されたとも言えば信憑性は高い。
僕のことは何も話さないで。葛葉はこのまま僕に嫌われてると思えばいい。
そうすればきっとそのうち僕のことなんてどうでも良くなる。嫌悪を向けてる人を大事にしようなんて思わないからね
１ヶ月後に消える時も事前に怪しくないように作戦をたてるから、漣さんは何も知らなかったようにいつも通り過ごしてて。
……大変な役割を任せちゃってごめんね。
でも、ずっと死にたいほど辛い人生を送ってた葛葉がやっと幸せになれる方法なんだ。
…………僕の言う通りにお願い。、頼りにしてるよ。」
「…………、葛葉さんの所、行ってくる。」
叶「！、……うん。お願い。」
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Umi(プロフ) - 毎度面白いお話をありがとうございます😭お気に入り2434人目は頂きました😏👍 (9月24日 21時) (
レス) id: df8d30382f (このIDを非表示/違反報告)
るなたそ(プロフ) - もうほんとうに、素敵な作品すぎてます、、とても読みやすく内容も面白か楽しく😭✨ 更新とても楽しみにしていますが、無理なさらないでくださいね🙌 (2023年2月25日 3時) (レス) @page41 id: 92c3029fc5 (このIDを非表示/違反報告)
緋緒(プロフ) - もう、、、ほんと、、、無理すき（合掌） (2023年2月20日 8時) (レス) @page39 id: befea3e434 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - 初コメント失礼します。見つけた日から一気に読み込むほど引き込まれる作品で、いつもワクワクしながら読ませていただいております！これからも楽しみにしています。無理せず頑張ってください！ (2023年2月14日 1時) (レス) id: 58a2d0970f (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 初コメント失礼します。素晴らしい構成力と表現方法に何度も驚かされ、いつの間にか大好きな作品になっていました。愛され系はあまり好きでは無かったのですが、あまりにも夢主の綺麗な性格に惹かれ、一気見してしまいました。これからも心より応援しております。 (2023年2月14日 0時) (レス) @page35 id: 0d9b393e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時：2023年1月7日 1時
