7滴目 ページ8
.
なんで明日なんだろう……。洗濯なら洗って乾燥してで、今日の今日で終わるはずなのに。
あ、私が今日は寝込むと心配してくれたからかな。
私の必修コマが終わってからまだ3時間程しかたってない。明日に頼んであるならまだ洗濯してないだろうしそれ回収して、この服で帰らせてもらって後日クリーニングにでも出して返そう。
めちゃくちゃいい人じゃん叶さん。
「あ、洗濯まだしてないなら回収しちゃいますね。わざわざすみません。
あと申し訳ないんですけどこの服だけ借りても大丈夫ですか？後日クリーニングに出して返すので……」
叶さんの椅子のそばによりかかっておいてある私のリュックを回収して叶さんの方を見れば観察するように私を見ていた。
座ってたから分からなかったけど頭一個分くらい身長違うんだ。可愛い顔してるからもっと低いかと思ってた。
叶「……」
「……」
…………なんで返事してくれないんだろう。
「…………えっと、叶さ」
叶「……珍しいタイプだね。君。」
「へ、っ……わ、」
急に喋ったかと思うと急に手のひらでトンっと肩を押されて重心が後ろに傾きベッドの方へ再び倒れ込んでしまう。背負ったリュックがグシャッと潰れる。
食べ物とか入れてなくてよかった……こんなん1発でぐちゃぐちゃになっちゃってたよ。
そう思いながら直ぐに体を起こそうとすると叶さんがいきなり馬乗りになる形で私の股関節あたりに腰を下ろしてきて、ギシッとベッドが音を鳴らす。
「……え……？」
混乱してる私に背中を丸め床ドンする形で顔を合わせてきた。
叶「……朝に持ってきてって頼んだのは君と夜はこういうことして過ごす予定だったから服は今日必要ないって思って。
それに君には悪いことしちゃったし気持ちよくさせてあげようかなって」
気持ちい、……こと……。
この状態、そして女癖の悪いこの人からして頭に思いつくそういうことはひとつしか無かった。
「……！、いや、っ私は、……」
叶「え〜、んふふ、僕はタイプじゃない……？」
「っ、……、違、そういう事じゃなくてっ、」
私はこの行為をして欲しいわけじゃない！！！！
叶さんの肩を掴んで必死に体制を元に戻そうとするけどその行動が気に入らなかったのか両方の手首を両手で掴まれてそのまま頭の上に引き上げられ片手でまとめられ難なく押さえつけられる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4642人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私2j3jの人達ほぼ全員推しなので嬉しいです。出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (10月27日 13時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 更新ありがとうございます泣すごく感謝 (8月14日 12時) (レス) id: 099eee1182 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - お前の方が可愛いよ！とaksaに全力で伝えたい…更新ありがとうございます！今後とも楽しみにしてます！ (2023年2月21日 13時) (レス) @page42 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 初めまして！この作品を前から楽しく拝見させていただいてます！更新が待ち遠しいくらいにこの作品が面白いです！これからも応援してます！ (2023年2月16日 22時) (レス) id: db9a309acf (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 初めまして！最近この作品に出会えたので久々に更新されててびっくりしました…更新ありがとうございます！これからも頑張って下さい！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page41 id: cc12c55e52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時：2022年10月9日 17時
