219 page ページ23
.
「____.♬.*゚」
あの後、ステージ準備のために私は1人で空き部屋を借りて軽く歌を歌ってた。発声練習もかねて。
「……ふぅ、」
正直まだ今日の出来事のことを全て頭で整理出来てたわけじゃない。そんなに効率良くないし。
それに学校長が最後に言ってきた言葉の意味も気になる。本当に煽りで言ってきたものなのかな。警察の方もあまり気にするなっていってたし、……
……気にした方が馬鹿なのかな。
「はー、…………お腹空いた。」
さっきまで女の子たちとキャッキャウフフしてた時がもう既に懐かしい(5分ちょっと前)
もうちょっと食べておけばよかった。私胃のキャパやっぱりいつ考えてもおかしいよな。きっと将来はデブまっしぐらだ。
そんなことをポーっと考えていたら部屋のドアがノックされて加賀美さんが部屋の中に入ってくる。
加賀美「甲斐田さんと坂白さんが先程パーティー会場に到着されてました。父の情報によると今から15分後、お偉いさん方に挨拶が終わった後中央ステージで婚約の発表をするようです。」
「なるほど。」
加賀美「中央ステージに目が集まる前に、Aさんはセンターステージで歌魔法のステージをやってもらいます。いきなりのステージ使用の願いだったので、使用できる時間はオーケストラの人達が休憩に入る15分間のみです。
……いけますか?」
「……大丈夫です、!!加賀美さんのお父さんにはありがとうございますって伝えといてください!」
急だったのに本当に有難い、……。流石としか言いようがないや。
加賀美「はい、伝えておきますね。……あ、一応少しこちらに来ていただけますか?」
手を取られて部屋を出る。この部屋は2階にあって、部屋を出て、手すりの方に行けばホール全体が見渡せるようになっていた。
「……えっと、?」
加賀美「甲斐田さんはあちらです。今挨拶周りの途中ですね。」
手で指されている方を見れば甲斐田くんは上下黒のスーツを着ていて、髪の毛はいつも通りに左にかきあげられていた。
隣にいる奈幸さんは茶髪の髪の毛を緩く巻き、プリンセスラインの真っ赤なミニドレスを着ていた。その姿は誰がなんと言おうとこの会場の主役は私だと伝えているような服装だった。
「…………」
.
.
加賀美「…………似合いませんね。」
「…………え、?」
2901人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 出来たらハッピーエンドがいい……誰も傷ついてほしくないよ(´;ω;`) (10月29日 19時) (レス) @page10 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
八咫烏 - とても面白いです!!それに面白いだけじゃなく感動するシーンが多く最高です!!特に🌞が追い詰められている時☯が登場するシーンが凄く良くてボロ泣きしました!!無理しない程度で頑張ってください! (8月23日 0時) (レス) @page50 id: d39c5b74a0 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - ほんとに面白くて大好きです😭無理せず、ゆっくりなぴさんのペースで頑張ってください😭💦再新楽しみにしています😭💦 (2022年10月22日 18時) (レス) id: 81c6ba773e (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 最近、読み始めましたがとても面白くて一気に読んでしまいました😊なぴさんの小説とても好きです!無理せずになぴさんのペースで頑張ってください!更新楽しみに待ってます☺️ (2022年10月19日 16時) (レス) @page49 id: 3c3b30c531 (このIDを非表示/違反報告)
深夜美(プロフ) - 更新ありがとうございます。かなりハマって読ませて頂いてます。執筆大変かと思いますが、応援してます!! (2022年10月19日 13時) (レス) @page49 id: 0b75025b92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年8月17日 0時