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NOside 数分前
叶「わざわざこのステージで席まで用意して招待をかけてくるなんてなかなかの性格の悪さしてるねここの学校長。」
長尾「ほんとっすよ。学院の奴らはああ言ってたけど、やっぱ俺はAが俺らにサヨナラの言葉なしに出ていくとは思えない。」
黛「俺もそう思う。それに、万が一本当に学院に行きたいようであれば……、……、とりあえず引きずってでも学園戻して話し合いさせる。」
弦月「あははっ、いいですね。とりあえずこのLIVEが終わったら速攻お持ち帰りしましょう。」
不破「……」
三枝「……さっきからふわっち、黙りだけどどした?」
不破「あーんーいや?なんも、ない……、けど、……Aちゃんは今、何がしたいんやろーなー、……って考えてた。」
三枝「え、あー……ね。まぁ漣さんの思考はわかんない事だらけの人だからなぁ笑」
不破「……そやねぇ。」
叶「……」
葛葉「……、」
叶「なんか今日はやけにピリピリしてるね。足、貧乏ゆすりするのやめな〜」
葛葉「……なんつーかこの空間めちゃくちゃ気持ちわりぃ。なんか、……、魔力の感知がしにくい上に空気が濁ってる。」
叶「……、へぇ。Aちゃんの魔力もまだ見つけられない?」
葛葉「………いや、アクシアサンの魔法が解けてるっぽいから何となくは分かってる。」
叶「そっか。」
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客席のあかりが消え、ステージへのスポットライトがマイクスタンドが置かれている中心に集まる。
青い髪の少女はマイクスタンドからマイクを取り、口元に近づけた。
ステージに登場した少女は客席からみても異常、であった。
手は震え、荒々しく肩で呼吸をし、今にでも倒れてしまうのではないかというほど顔色が悪かった。
葛葉「……」
「……、……」
長尾「………、A、?」
三枝「……だいぶ緊張?してるっぽいね」
弦月「緊張、とかする……タイプだっけ」
叶「まぁ、これだけ人がいれば緊張も、」
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葛葉「……!!
やめろ、漣!!!!!!!
"それ"で歌うな!!!!!!!!!!」
そう叫ばれた声も、少女の耳には届かなかった。
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しばいぬ - 続編把握です!!めっちゃこの小説好きです!!!! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です!ほんとにずっと楽しませて頂いてます! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい!続編把握です! (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます!更新楽しみにさせてもらってます!………ここ1日に7回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした!続き楽しみにしてます!ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年6月27日 21時