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結局あの日は歌わずにずっとぼんやり考えながら外のベンチに座ってた。1時間くらいたってやっと時計をみて焦りながら部屋に戻った。
玄関前に加賀美さんと夢追さん立ってて流石にビビったよね。
で、今は文化祭1日前のラスト準備の日。
分かりやすく甲斐田くんは私のことを避けてる。ま、当たり前だよな。
Sクラスの準備を色々手伝って、もうほとんど準備は出来ていて、後は衣装の確認とかだったから私は少し抜けて用事を済ませに来た。
学校長の目を奪うための作戦をね！
学校長室の前に立って扉をノックする。
《……誰だ》
低音な声がドアを挟んで聞こえる。
「私です。漣Aです。」
《！入れ！》
ドアを開けて、学校長室に足を踏み入れる。目の前には大きな机を前に立派な椅子に座っている学校長の姿が目に映る。
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やっぱりここは胸糞が悪い。嫌な空気が充満してる。
「……お久しぶりです。」
《一人で来るとは……、どうだ？この学院での生活は。》
「……とても、過ごしやすくて楽しいです。」
それはもうとっても。なんせこちとら客だからな！！！まあ部屋一緒なのまじで未だに慣れないけど。
「それに、学院のみんなも凄く良くしてくれて……、」
《……、！そうか。それはよかった》
分かりやすく口角をあげ上機嫌そうな声の学校長。
「それで、折り入ってご相談したいことがあるのですが、」
《……なんだ？》
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今だけは、裏切りみたいになるかもしれないけど、……ごめん。
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「私を学院に転入させてほしいんです。」
《！！！
もちろんだ！君ならここで魔法をもっと上手く使うことが出来るはずだ！》
立ち上がって机に手を着いて前のめりになっている。わかりやすいぐらいノリ気だな。
ここで、……ねぇ。
「……そう言って頂けて幸いです。
それと、転入するにあたって、1度私の歌魔法を見てもらいたいんです。学校長にも、学院の生徒方にも。」
《……つまり、何が言いたい？》
「文化祭の日、後夜祭前に体育館ステージに空きがありますよね。30分ほどの。」
《あぁ、》
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「LIVEをやらせて貰えませんか？私の今できる最大限の力をお見せするので。」
《……！》
頼む、食いついてくれ！！！
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しばいぬ - 続編把握です！！めっちゃこの小説好きです！！！！ (2022年8月16日 22時) (
レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です！ほんとにずっと楽しませて頂いてます！ (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい！続編把握です！ (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます！更新楽しみにさせてもらってます！………ここ１日に７回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした！続き楽しみにしてます！ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時：2022年6月27日 21時
