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「……、」
まって、どういう状況?
目の前には客席についてない人が大半で、みんな息切れや喘息のような症状を起こしてる。
……私、確か、……、歌魔法を使って、……それで、
それで、……どうしたんだっけ。歌ってる時の、記憶が一切ない。
「……」
私は、何を……、
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女の子「…………、!!、……マークが、…消え、……てる。」
最前列にいた女の子が自分の手の甲を見つめながら言葉を放った。
この子、さっき支配魔法で眠って、……
「……、マークって、……、支配魔法の、!?」
思わずステージから飛び降りて女の子の席の方まで駆け寄る。
女の子「っわ!、あ……、はい。私は手の甲にマークがあったんです、けど、……」
支配魔法が、………解けてる、?
「……隣の君!君支配魔法のマークはどこにあるの?!」
男の子「っえ!え、と……おれは背中の、所に、……」
「ちょっと失礼するよ!」
隣にいた知らない男の子を後ろ向かせてズボンにインされていたシャツを上に引っ張りあげた。
1人だけの確認じゃ信じられなくて。
「……消えてる。」
男の子「……、っ」
女の子「……っふ、ぇ、……」
近づいた女の子は顔を手で覆い隠して泣き始めてしまった。だけどそれはきっと、悲しくて泣いてる訳じゃくて、
ステージに這い上がってマイクをもう一度手にする。
「起きてる人、わかってる人だけでいい!自分のマークを確認してください!!」
声いっぱいにして目の前の学院の生徒たちに届くように叫んだ。
横を向いてステージの脇にいた学校長の方を見ると、学校長は表情ひとつ変えず、ただ棒立ちで立っていた。
「……」
客席の方はみんな歓喜に満ちていたり、涙を流していたり。
やっぱり、解けてるんだ。でも、……なんで、
みんなは、……。
マイクを切って下に置いて学校長の方へ行く。
「……」
《…………嘘はついていないよ。私は。》
「……!でも魔法が解け、!!」
今は、こいつの相手をしてる場合じゃない。自分の目で見て確かめればいい。
「……、」
私は学校長の横を通ってさっき映っていたであろう部屋へ向かった。
《……魔食家、か。》
ーーー
続編へ!!☆ミ
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しばいぬ - 続編把握です!!めっちゃこの小説好きです!!!! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です!ほんとにずっと楽しませて頂いてます! (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい!続編把握です! (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます!更新楽しみにさせてもらってます!………ここ1日に7回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした!続き楽しみにしてます!ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年6月27日 21時