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「……、」
甲斐田「漣さんは歌魔法っていう特別な魔法もあって、
自分をしっかりもってて、
強くて、
誰にだって立ち向かっていける勇気のある人。
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だからこそ、僕は君みたいにはなれない。」
君みたいに、なんて、
真っ直ぐ向けられた視線を逸らすことは出来なかった。
甲斐田くんはなんでいつも自分を下げてみるのかわからない。
「……、甲斐田くんは私みたいになる必要なんて、！！」
とっさに出た声は思ったよりも大きかった。多分甲斐田くんにそんなふうに思って欲しくなくて。
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私みたいになる必要なんてない、そう言った瞬間甲斐田くんは大きく目を見開いて泣きそうな顔で私を睨んだ。
甲斐田「………っ、
昔から勉強も、魔法も信頼関係も人一倍努力して、……っ築き上げてきて、
…父さんに認めてもらおうって、…ただそれだけのために今まで一生懸命やってきた、！！！！
だけど今、父さんは僕を認めてはくれてない……っ！！！魔法を学ぶことも、学園で過ごすことも全部！！！」
何かの糸がプツンと切れたように甲斐田くんは言葉を発してる。
こんな所、初めて見た。ちょっと怒ることはあってもふざけ半分な感じだから甲斐田くんがこんな感情をあらわにしてるのは私の前では初めてだった。
「父さん父さんって、なんでそんなに、！」
そんなにお父さんに認めて貰わなくても、甲斐田くんは……
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甲斐田「……っ唯一の家族だと思える人だから！！！
認めてもらわなきゃ僕は1人だ！親族からも出来損ないだって言われて見放されてた、……。
その中、父さんだけは僕を見捨てなかった！！！！
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その人にまで認めてもらえなきゃ僕は誰のために生きていけばいい、……っ！！！？？」
……でき、そこない……、。甲斐田くん、が？
そんなわけない。甲斐田くんの魔法に対する知識や能力は学園のみんなと並んでも全く劣らないほど優れてる。
生きていく価値なんてこれから見つけてけばいいんだしそれに、
「……、甲斐田くんは出来損ないなんかじゃないし、唯一の家族が甲斐田くんの進みたい道を遮ってるなら、！！！」
それは間違ってる、そう言いかけた言葉は甲斐田くんの声によってかき消された。
甲斐田「ちがう！！！！！！」
「、！」
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しばいぬ - 続編把握です！！めっちゃこの小説好きです！！！！ (2022年8月16日 22時) (
レス) @page50 id: bd60be6b86 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 続編把握です！ほんとにずっと楽しませて頂いてます！ (2022年8月16日 22時) (レス) @page50 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぱ - めっちゃいい！続編把握です！ (2022年8月16日 20時) (レス) @page50 id: fc3bb1dad2 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 続き待ってます！更新楽しみにさせてもらってます！………ここ１日に７回は開いて更新されてないか見てます… (2022年8月14日 19時) (レス) @page49 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
クレナ - 今回の話も最高でした！続き楽しみにしてます！ご無理はなさらぬように… (2022年8月14日 15時) (レス) id: a6f032d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぴ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時：2022年6月27日 21時
