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《……これは失礼。見苦しい所を見せてしまったね。》
そう手をぱっとおろして私の方に近づくとにこにこした顔で私の目の前に手をかざされた。
「……?」
《……、おや。》
加賀美「……、」
なにしてんの……?
《ふむ、なるほどな。
……まぁ、転入する気がないのであれば諦めるしかないか。
ただ、こっちに来てしまった以上あっちの保護バリアが強くなってしまっているはずだから1週間程はこちらに滞在してもらいたい。》
胡散臭い笑顔と言葉がさらに身震いさせる。さっきまであれほど無理やり入学させろだのなんだの言ってたのに……二重人格?怖いんだけど。
という、か、私はこの学校長の行動といい言動といい癪に触る。
なんか、この学校、……おかしい。
いくらこの学校の生徒だからってこうなんで安安とこの人の命令に従うんだろう……。
「……私はその間、何処で過ごせと?」
《……そうだな。彼らの寮に1部屋部屋が余っていたはず。そこに滞在してもらえるかな?》
「……分かりました。とりあえずもう話すことは無いので。」
《……あぁ。退室してもらって構わない。ハヤトは少し残ってくれるか?外で30秒ほど待ってもらえるかな?》
「…………はい。」
少しだけ心配だったけど30秒程であれば暴力とか振るに振れないだろう。校長室のドアに手をかけ部屋を後にした。
「……この学校、何だかすごく嫌な雰囲気、。」
.
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加賀美「お待たせしました。Aさん。寮に案内します。」
ほんとに30秒ほど経つと加賀美さんは部屋から出てきて私を寮へ案内した。
「……えっと、頬、大丈夫です、?」
さっき殴られていたところがひどく腫れていて口元が切れて血が出ていた。
加賀美「あぁ、今日のはたいしたことありませんよ。貴方が止めてくれたので。」
今日のは……
「……ちょっと失礼しますね。」
彼の目の前に立って肩を掴んで少し屈ませて頬に手を当てる。
〜♪。.:*
〜♪。.:*
加賀美「……、」
「……よし、。これできっと跡も残らない。」
加賀美「……さっき、許さないと言っていた相手の傷を治していいんですか?」
「……一つだけ質問していいですか?」
加賀美「……」
「……どうして貴方たちはあんなにすんなりとあの学校長の命令を受け入れられたんですか?」
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雫 - 続編、、、!?おめでとうございます! (2022年6月27日 20時) (レス) @page50 id: ebfa202b93 (このIDを非表示/違反報告)
清掃員C(プロフ) - 更新を楽しみに仕事頑張ってます。応援してます。 (2022年6月27日 3時) (レス) @page50 id: 3f76f8d206 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - え、めっちゃ好きです!一気見しちゃいました! (2022年6月26日 11時) (レス) @page45 id: cae50ca1cb (このIDを非表示/違反報告)
奏來 - いつも、更新してくれて、ありがとうございます!!。もっといろいろな、ライバーさんたちを出してほしいです!、がんばれ! (2022年6月24日 22時) (レス) @page45 id: 6b3a3f58bd (このIDを非表示/違反報告)
なな - 最新ありがとうございます!kidよ強く生きろとか思いながら見ました!次のながれが楽しみです (2022年6月23日 0時) (レス) @page39 id: e7d939d8f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年5月6日 18時