115 page ページ17
.
「……!!、」
葛葉「……ちょ、っ!あぶねっ、」
思わずその言葉を聞いた途端戻らなきゃって、思って葛葉さんの手から無理やり降りようとした。
「……、っ、」
葛葉「っ、ダメっすよ。戻らせられない。」
さらに高い位置に移動されて降りたくても降りることは出来ない。ここから普通におりたら骨折れる。
「ちょっ、!!」
葛葉「今漣さんが戻ったら逃がしてくれてた黛たちの頑張りが消える。とりあえず10分たつまでは寮には行かせられないっすね。
…………漣さんは守られときゃいいんすよ。」
「…………、」
葛葉「……漣サン?」
.
.
葛葉さんの言葉は正しいことを言ってると思うし、その作戦通り行った方がきっと私にとってもいい方法だと思う。
だけど、みんなが苦しんでるのはわかってるのに見逃せってこと?
私のためになんのメリットもないみんなが戦ってるのを知ってて私は安地をとって逃げてろって、
.
.
いつからそんな守られなきゃいけない弱い魔法生になったんだろう。
まるで今いる私のポジションは守られてる何も出来ないお姫様。
元々は私の魔法が原因でこの自体が起きてるのになんでみんなにも迷惑かけちゃってんだろ。
あ、やっばい。すっごいイライラする。
葛葉さんの作戦とか言動とかに対してじゃなくて、ずっと守られていた自分に対して。弱い自分に対してイライラする。
「……ずっと守られてるのは嫌。みんなが傷ついてるのを知って逃げ回るのはもっと嫌。」
葛葉「……」
葛葉さんは降ろしてくれるような気配はない。
「…………じゃあいい。強行手段とるから」
無理やり葛葉さんの胸板を押して離れる形をつくって一気に宙に舞う。
「……っ、」
葛葉「おまっ、ばか、っ!」
「……っすぅ、…」
〜☆.。.:*・°☆.。
〜☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜
葛葉「…………」
習得を完璧にしてたわけじゃないから不安だったけど、上手くいってよかった。風魔法とのMIX魔法。先生ごめんね、多分全魔法ってことはバレるけど私今それどころじゃないんだわ。
ここからじゃ寮へ行くのに15分くらいかかる。
「……」
葛葉さんのいる上を見て決心をする。
修学旅行の時に使ってたあの葛葉さんの瞬間移動の魔法、やったことないけど、……それしかない!!!
1914人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雫 - 続編、、、!?おめでとうございます! (2022年6月27日 20時) (レス) @page50 id: ebfa202b93 (このIDを非表示/違反報告)
清掃員C(プロフ) - 更新を楽しみに仕事頑張ってます。応援してます。 (2022年6月27日 3時) (レス) @page50 id: 3f76f8d206 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - え、めっちゃ好きです!一気見しちゃいました! (2022年6月26日 11時) (レス) @page45 id: cae50ca1cb (このIDを非表示/違反報告)
奏來 - いつも、更新してくれて、ありがとうございます!!。もっといろいろな、ライバーさんたちを出してほしいです!、がんばれ! (2022年6月24日 22時) (レス) @page45 id: 6b3a3f58bd (このIDを非表示/違反報告)
なな - 最新ありがとうございます!kidよ強く生きろとか思いながら見ました!次のながれが楽しみです (2022年6月23日 0時) (レス) @page39 id: e7d939d8f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なぴ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=6cb8663f2f980bc57bbdf32b25f0e2a8...
作成日時:2022年5月6日 18時