翌日 ページ49
午前１０時ちょうど。Aが目を覚ますと、そこはリビングのソファーだった。すぐ隣にはこたろーが寝ている。
お腹もいっぱいになってソファーまで自力で行った記憶がある。
辺りを見回すとしるこやいいちはちがそこらへんに転がっていた。
Aがはこたろーを起こさないように静かに立ちあがる。
はこたろ「ん……Aさん……もう朝？」
「まだ寝ててください、ちょっと片付けしてきます。」
とりあえず、とAは部屋のクーラーを確認すると、すでに稼働していた。よく見れば転がっている人達にもタオルケットがかかっている。
手早くシャワーを浴びて着替えると、庭へ出た。
かるてと「ん、ん〜！あ、おはようA。」
伸びをするかるてっとの手にはトングとマシュマロが。起こした火でマシュマロを焼いていたらしい。
……部屋のクーラーとタオルケットはかるてっとさんか。
「早いですね。」
かるてと「うん、まあね。みんなはまだ寝てる？」
はこたろ「おはようございます。起きました。」
はこたろーが髪を拭きながらやってきた。
「まだ寝ててもよかったのに。起こしちゃいましたね。」
はこたろ「どうせ片付けもするのでちょうどよかったです。さっさと片付けますか。」
「パラソルとタープは天日干ししてから片付けたいので、それ以外を片付けましょう。」
かるてと「あ、待って。朝ごはんまだでしょ？昨日の残りの肉と米ならありますよ。」
「炒飯しますか。プレートに油引いて、ご飯と小さく切った昨日のお肉入れて……。」
Aは目分量で焼肉のタレを回しかけた。香ばしい匂いが辺りに漂う。
「見てのとおり適当ですけど、多分おいしい。」
ミントス「おはようございます、いい匂いですね。」
シャワーをあびたらしいミントスが爽やかな挨拶とともに現れた。
「どうぞ、朝ごはん。」
ミントスはAの差し出したスプーンから直接炒飯を口に運んだ。
みんとす「ん、おいしい。」
かるてと「いただきます。」
ぱくり。かるてっとが炒飯を口に運んだ。
かるてと「うっま！クソ―先にマシュマロ食わなきゃもっと美味かったのに！」
「よかった。ん、美味しい。」
はこたろ「失礼ながら、料理はできないのかと思ってました。」
「あんまりしないから特に言わなかったんです。普通ですよ。」
しるこ「おはよ……。Aちゃん、俺にも一口。」
「私の朝ごはんが……。」
Aは仕方なさげにスプーンを差し出した。
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
