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花江「バレちゃったならしょうがないね、原因の先生としるこさん持ってきてよ。」
じらい「あれ、今持ってくるの？」
賢章「まっ、俺まだトッピング途中だったんだけど！」
「な、何をしてたんですか？」
はこたろーに助けを求めるも、はこたろーは素知らぬ顔だ。
いちはち「バレちゃったか。やっぱ不自然だった？」
「な、何がですか？」
どうやら状況が呑み込めていないのはAだけらしい。
しること先生が何かを持ってきた。
「う、ワ……。」
大きなチョコレートフルーツケーキだ。
「でもなんで、誕生日とかじゃないですよね……？」
花江「うーん、夏休み祝い？いつもお邪魔したときにお世話になってるから、お礼も兼ねて？」
じらい「俺たちも普段小さなところでお世話になりっぱなしだから、せっかくだから驚かせちゃおって話だったんだけど。スポンジ焼いたりクリーム立てたりしてる間にAちゃんにキッチンに立ち寄られるとまずいから遠ざけてもらってたんだよね。」
なるほど、それで。
かるてと「俺と買い物してる間にはこたろーさん達にスポンジ焼いてもらって、Aさんが火起こしのほうに行ったときに花江さんたちが買ってきたフルーツを盛り付けて、結構うまく行ったっしょ？」
いちはち「俺と先生はAさんが動かなくて済むように居たってわけよ。」
「すごい……待って、言葉がでな、えー……。ありがとうございます……？」
かるてと「なんで疑問形なの。」
かるてっとが笑いながらAの頭をくしゃっと撫でた。
「うわー嬉しい……ダメだ言葉が感情に追いついてない、すごい嬉しい。嬉しい。なにこれ、すごい嬉しい。へへ、どうしよう、食べましょっか。」
ケーキナイフでケーキを９等分にしても十分な大きさだ。
じらい「ケーキ美味っ、これほんとに美味しい。」
はこたろ「本当に。スポンジ焼いてから手を出してないのでこんなに立派になるとは。」
各々、ケーキを食べたり肉や野菜を焼いたり、周囲に家がないのをいいことに夜中まで盛り上がった。
ひとり無言で野菜と肉を焼くAの隣にいちはちが座った。
いちはち「楽しんでる？」
Aが満面の笑みで答えた。
「これ以上なく。」
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
