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外が暗くなり始めた頃、ミントスが花江たちに声をかけた。
ミントス「カレーもうすぐできますけど今日は泊まっていきますか？」
キッチンではしばらく前からミントスがカレーを煮込んでいた。
賢章「え、もうそんな時間？」
賢章とAはすっかり打ち解け、今は二人でババ抜きをしていた。
賢章が慌てて外を見た。
花江「賢章さん明日仕事でしたっけ。」
賢章「午前から……。」
賢章がシュンと肩を落とした。
「カレーは食べていきますよね……？」
ミントスさんのカレー美味しいですよ、、、と寂しげに言った。
賢章「ん〜食べてく！」
賢章がうりうりとAの頭を撫でる。Aも嫌な顔はしていない。
先生「賢章さんAさんと仲良くなるの早くない？俺5回くらいお邪魔してやっと近寄ってくれるようになったんだけど？」
「そうでしたっけ、？」
アハハ、と苦笑いを返す。申し訳なく思っているのだろう。
花江が先生に話しかけた。
花江「Aちゃんは受け身で押しに弱いよね。賢章さんは結構こう、積極的に話しかけて距離を詰めていくとこあるから大丈夫かなーってちょっと心配してたんだけど、」
花江はそこで言葉を切った。
視線の先には何かの話題でハイタッチするほど盛り上がっている賢章とAの姿があった。
花江「杞憂だったみたいで良かった。」
先生は先生で何かを考えるように顎に手を当てていた。
先生「積極的に、ね……。」
先生「じゃあ今日のところはお暇しますか。」
「暗いのでお気をつけて帰ってくださいね。」
Aが少し残念そうに眉を下げた。
花江「また今度泊まりにくるよ。その時色々持ってきてバーべキューしよ。」
「バーべキュー！楽しみに待ってます！」
先生「Aさんて結構みんなで集まって何かするのとか好きなの？」
「うーん……どうなんだろ。集まるのは人によりますよ、同窓会とかはあんまり得意じゃないと思います。皆さんが楽しそうにしてると私も楽しいなーって感じです。」
まあ同窓会したことないんですけどね〜、と自分で突っ込んだ。
花江と賢章が車に乗り込んだ後、先生がAに話しかけた。
先生「今日ありがとね。」
「はい！またいつでも。」
先生「ん、また来るわ。Aもそれまで元気にしてろよ。」
Aがあからさまに固まった。じっと固まった後、意を決したように先生の目を見た。
「元気にしてます、！」
はにかみ笑いのAに先生はにっと笑った。
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
