鬼の居ぬ間に？続 ページ24
しるこ「え、お土産？Aさんありがと！」
「ファンの皆さんからたくさんのものが届いてるとは思うんですけど、これ見た時に皆さんにプレゼントしたいなって思って、素敵なお店があってぜひ皆さんにと思って、」
Aの言葉はなかなか要領を得なかったが、とにかくしるこ達にプレゼントしたくて選んだ、ということは伝わった。
Aはガサゴソと紙袋を漁った。
「これ、しるこさんにです！」
ミントスさんに、じらいちゃんに、かるてっとさんに、はこたろーさんに。と順に同じような包みを渡していく。
しるこ「わ、ありがとー！」
開けていい？としるこが聞くとAは頷いた。
じらい「うわーすごーい！」
じらいちゃんが開けた包みにはピンク色のラメがたくさんついたバスボムが入っていた。
はこたろ「いいんですか？僕まで。」
はこたろーの手元には包みが二つになっていた。
「さっきのは付き合ってもらったお礼で、今のはお土産です。」
えへへ、とAが笑った。
かるてと「おーありがと。出かけるのは楽しかった？」
「楽しかったです！今度は……その、出来たら皆さんと一緒に行きたい……かな。」
なんて、と冗談めかしてAが自分の髪を指先で弄んだ。自分で言って恥ずかしくなったのか、バッと荷物を置いた。
「私、シャワー浴びてきますね！」
パタパタと駆けていくAを見守り、その場の一同がぐっと胸を押さえた。
じらい「……可愛いんだが？」
かるてと「若さ感じるわ〜……友達と会って俺たちのこと考えてくれたわけでしょ？お土産にしても一緒に行きたいって言葉にしてもさ？可愛すぎん？」
はぁー……とため息が漏れる。
はこたろ「ここで皆さんにお見せしたいものが。」
はこたろーが見せたスマホの画面には真剣にバスボムを眺めるAの姿が。
動画の再生ボタンを押すと、小さくAの声が聞こえてきた。
『しるこさんには絶対癒される匂いの……あ、これとか……はこさんはどう思いますか？』
動画の中でAがはこたろーに視線を向けずに意見を求めた。
はこたろ『僕はその隣のもいいと思いますけどね。』
Aは言われたものを手に取り、鼻を近づける。
『あ、これもいい。うわー悩むなぁ……。』
しゃがみ込んで前後に揺れるAを映し、動画は終わった。
ミントス「真剣じゃないですか。」
はこたろ「取り敢えず全員分、撮れる時だけですけど。」
じらい「神はここにいた。」
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
