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いちはち「おはようしるこちゃん。二日酔い大丈夫？」
しるこ「うー……。大分ましになった。俺も朝ごはん食べよ。」
しるこはキッチンのかるてっとに声を掛けた。
ふとAが時計を見やると、時計は９時５分前を指していた。
かるてと「はい、これAさんといちはちの。こっちはしるこさんのね。」
しるこのコップには何やら赤い液体。
しるこがクンクンと匂いを嗅ぐ。
しるこ「野菜ジュース？」
かるてと「二日酔いに効くらしいですよ、トマト。」
かるてっとの手にも野菜ジュースが。
Aはほうじ茶を飲み、朝ごはんを口にした。
しるこ「ふふ、Aさんシャワー浴びたでしょ。」
「浴びました。何でですか？」
しるこ「いい匂いするもん。あと髪濡れてるし。」
しるこの手がAの髪に触れる。Aは硬直した。
いちはち「そういえばここの庭って……Aさん？」
「はい、何ですか。」
不自然に前を向いたまま答える。しるこが髪に触れているから顔を動かせないのだと気づきいちはちが笑った。
いちはち「ちょっとしるこちゃん、Aさんが固まってるから。」
しるこ「え？あぁ、ごめんね？触り心地よくてちょっとぼーっとしてた。」
しるこの手がAの髪から離れる。
「あぁいや、大丈夫です。で、何でしたっけ？お庭が何とかって……？」
いちはち「そう、昨日ちょっと見たんだけどここって庭もあるの？」
「ありますよ。見に行きますか？」
Aはグレープフルーツに手を付ける。厚い皮から身を剥がし、ぱくりと口に含んだ。
「ごちそうさまでした。手、洗ってきますね。」
グレープフルーツの果汁が付いた手で食器をまとめ、席を立った。
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
