翌朝 ページ12
翌朝６時。Aはアラームの音で起こされた。といってもアラームをかけたのは自分自身なのだが。
「ぅ……。」
ジタバタとベッドの上で体を動かし目を覚ます。
昨日の夜の記憶が曖昧だ。昨日ちゃんと先生たちを客室まで案内したのは覚えている。二人の着替えはしるこさんたちが用意したはずだ。下着ははこたろーさんが近くのコンビニで急遽用意してくれた。
Aは昨日着ていたものから変わっていない服を見た。みんなの服を洗濯機に乾燥までセットして突っ込んだのは記憶にある。
「……お風呂入ってないし三階の換気もしてない……。」
手早く上着を羽織ってサンダルを履き、部屋を後にした。
階段を上ると百合の扉が半開きになっていた。昨日のお酒の匂いが漏れてきている。
「……あれ。」
扉を開けると、先生が伸びをしていた。
先生「……あれ。」
「おはようございます。早起きですね。」
気分悪かったりしないですか？と言いながら装飾の施された窓を開けていく。
先生「うん。昨日ごめんね、はしゃいじゃって。」
「全然。よく眠れました？」
先生「寝れた寝れた。あいつ今日が休みだからってまだ爆睡してるし。」
「よかった。シャワーとか浴びたかったら一階まで降りていただければ着替えが乾燥まで終わってるはずなので。」
先生「何から何まで本当にお世話になっちゃって……。Aさんこそ昨日はちゃんと寝れた？いろいろやって疲れてるんじゃない？」
Aは苦い笑みを零した。
「なんか起きちゃったので。片付けないと多分落ち着けなかったのでちょうどいいです。」
先生はAがテーブルの上に残った食べ残しをまとめ、ゴミを袋に入れる姿をぼーっと眺めた。
Aが先生の視線に気付き少し居心地悪そうにする。
「……インスタントでよかったらコーヒー淹れられますよ。」
先生「えっ？あぁ、じゃあお願いしようかな。俺も下降りるんで持ちますよ。」
「いいですか？ありがとうございます。」
Aは先生に食べ残しを預けた。
二階へ降りると、一階から何やらいい匂いが漂ってきた。
「誰か起きたんですかね。」
一階の扉を開けると、そこにいたのは＿＿＿
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みき - 何回も読んでます、素敵な小説ありがとうございます！これからも頑張ってくださいね、応援してます。 (2022年8月21日 17時) (
レス) id: 17c35a2d90 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ましゅまろさん» わわっ無知晒してましたありがとうございます！直ちに修正いたしました！本当にありがとうございます！！ (2022年4月2日 19時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ - 『お庭で』のお話で『沈丁花』という言葉が出てきたんですけどふりがなは『ちんちょうげ』です。細かくてすみません。！ (2022年4月2日 15時) (レス) @page18 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - ねぎしさん» ねぎしさん、コメントありがとうございます！なんと……！それは光栄です！ぜひ一緒に応援していきましょう！ (2021年10月20日 17時) (レス) id: a66dababca (このIDを非表示/違反報告)
ねぎし - あっ、私も雷平気ですが花火は無理っていう…夢主ちゃんと同じですね、運命かn(((面白かったです！私実はまめこさんの小説見てからBin TRollさんの動画見始めたんです！！つまり、Bin TRollさんの動画見始めたきっかけはまめこさんだったんですよ！（話のオチは…） (2021年10月17日 15時) (レス) @page37 id: 28dad0896f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ | 作成日時：2020年7月12日 12時
