恋煩い。[ 2 ] (ページ23)

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ちょ、ごめん、息整えさせて……と言って上がった息をゆっくりと落ち着かせている大我先輩。

すごく勘違いかもしれないけれど、名前を呼んでたし、俺のためなのかな…？と自意識過剰になってしまうのは許して欲しい。

だって、運動が苦手って言ってた大我先輩が、必死に走って俺の名前を呼んでくれた。合っていたらどうしよう。考えただけで顔に熱が溜まる。

「…ん、ごめんね、急に。……なんかかっこ悪いな」

『そんな事ない！です！！……ぁ、ごめんなさい』

食い気味に声を大きくしてしまった事に咄嗟に謝ると、微笑む先輩。

「んふふ、なんで北斗が謝ってるの」

『なんでだろう、ごめんなさ………あ』

無意識にまた謝っていた事に気づいて、あ、と声を零すと、口に手を当てて面白そうに笑う先輩。
その雰囲気に、久しぶりのはずだけど案外気まずくないな。と少し安心した。

でもそんなに笑うことないじゃない。もう、…

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文字数の関係で少ないです；_；