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〇〇side
ふと顔を上げれば外は少し暗くなっていた。
「寝てた…、」
スマホを開いて時間を見れば、そろそろみんな戻ってくる時間。
戻らなきゃいけないんだけど、泣きすぎて目が腫れてるからこんな顔でみんなには会えない。
でも一人でいると余計に柾哉のことを考えてしまう。
洸人「〇〇、」
しばらくして上から聞きなれた声がした。
「洸人…」
洸人「お嬢さん、この光景今日2回目ですけど、」
「……、」
洸人「泣いてたの？」
洸人は私に合わせてしゃがみ顔を覗き込んでくる。
洸人「跡ついてる、」
洸人の右手が私の頬を包み、親指で目元をなぞられる。
「ちょっ…近いっ、」
いつもの洸人と何か違って後ろに下がろうとするけど壁に背中がぶつかるだけだった。
洸人「なんで逃げんの？」
言葉に詰まって黙り込んでいたら抱きしめられる。
「っ…洸人っ……！」
洸人「逃げんな」
離れようとしてもそれ以上の力で抱き寄せられる。
洸人「〇〇、」
洸人が言おうとしている言葉を聞いてはいけない気がした。
洸人「好きだよ、」
顔を見なくても分かる。
彼は本気だ。
「ねえっ…離してっ…！」
洸人「好きなんだって、自分でもどうしていいか分かんねぇくらい」
「洸人っ…、離してっ！」
洸人「離さない、柾哉じゃなくて俺にしてよ」
必死に逃げようとする私を抑え込んで、顎を持ち上げられる。
目の前の洸人はどこか悲しそうで辛そうだった。
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零(プロフ) - もつ鍋さん» ありがとうございます！なるべく早く更新できるよう頑張ります^^ (2021年8月27日 19時) (
レス) id: c78c70a531 (このIDを非表示/違反報告)
もつ鍋(プロフ) - 初めてコメします！！更新とても楽しみにしていました！！続きも気になりますし、更新楽しみにしています！ (2021年8月27日 4時) (レス) id: b62057bfdd (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - くまさん» わぁ…！初コメ凄い嬉しいです(^^)ありがとうございます！ (2021年8月16日 1時) (レス) id: c78c70a531 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！更新楽しみにしてます！ (2021年8月15日 21時) (レス) id: ff03694f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零 | 作成日時：2021年8月2日 0時
