70 ページ21
あれから数日。
また平和な日々に戻っていた。
あの子達は、ちゃんと謝りに来てくれた。
私も、奏はあんな事言ってなかったって、ちゃんと先生から教えてもらった。
よかったよかった。
ケ「ちょっとみんな集まってくれ。」
部活中に、先生が言った。
なんだろう。
ケ「大事な話だからな、よく聞けよ。」
タ「なになに？」
朴「なんですかなんですか！」
ア「いい話か悪い話どっちですか？」
ケ「んー...まぁ悪い話ではないと思う。」
奏「なんですかその微妙な感じ。」
「それが1番怖いよね。笑」
悪い話ではない、ってそれ、いい話でもないってことだよね？笑
ケ「えー、アルスマグナに、テレビ出演のオファーが来ましたー。」
え？
テレビ？
「「「「えぇーっ！？」」」」
奏「...」
タ「テレビー！？」
朴「テレビってあのテレビですよね！？」
ア「なんで俺らが！？」
ケ「落ち着け落ち着け。笑」
今まで出してきた “踊ってみた” の動画がすごく好評で、テレビで取り上げてみようということになったらしい。
この間、先生に直接電話が来たんだって。
ケ「でな、その返事が今日までなんだわ。」
奏「なぜそんなにギリギリなんですか。」
ケ「ごめんごめん、先生もさっき思い出してさ〜。」
ア「えっじゃあ今俺たちで決めるってことですか？」
ケ「そうしてくれ。」
テレビって...
それすごくない？
すごいことだよね？
「私は出たらいいと思うけど。」
タ「どうして？」
「みんなを知ってもらえるチャンスじゃないですか？」
ア「チャンス？」
「うん、だってみんなのダンスってすごいし、普通にみんなイケメンだし、やってみてもいいと思うよ？」
ケ「え、先生もイケメン〜？」
朴「僕は僕は〜？」
「2人ともイケメンだと思いますよ？」
ケ「...ボケたのに真面目に返さないでよ。」
朴「ほんとそれですよね。」
「ごめんなさい。笑」
奏「...まぁ...社会勉強だと思えば...」
タ「こんな時でも勉強！」
朴「さすが奏先輩！」
ケ「あ、ちなみにAもだからね？」
「えっ...なんでですか。」
ケ「アルスマグナさん出演してくれませんかって。」
タ「Aちゃんもアルスだもんね！」
「...タツキ先輩に言われてしまっては断れない...」
ケ「じゃあもうオファー受けるね？」
ア「えぇっ！まぁ...うん...」
ケ「じゃあ先生あとで連絡しとくね〜！」
私もだったのか...。笑
テレビって...
...本当に？笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん - 何回か読ませていただいていますが、読む度に涙腺崩壊です。素晴らしい作品だと思います。(*≧∀≦*)これからも頑張ってください。 (2018年4月27日 21時) (
レス) id: 6c1f076e18 (このIDを非表示/違反報告)
樹里(プロフ) - 完結おめでとうございます！ついつい感情が入って泣いてしまいました。とても感動的で、でも少し切なくてとても素晴らしい作品でした。！ (2017年9月10日 12時) (レス) id: 34ee493c96 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - kotohaさん» コメントありがとうございます!!読んでくださって本当にありがとうございました!!また他の作品もよろしくお願いします!! (2017年5月6日 16時) (レス) id: de685403dc (このIDを非表示/違反報告)
kotoha(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも更新楽しみにして読んでました！お疲れ様でした( ..)" (2017年5月6日 2時) (レス) id: 483ce233f9 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - あさべるさん» コメントありがとうございます!!こんな作品に涙してくれるなんて...嬉しい限りです!!また別の作品でも楽しんでいただけたら嬉しいです!!本当にありがとうございました!!これからもよろしくお願いします!! (2017年5月6日 1時) (レス) id: de685403dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ | 作成日時：2017年2月4日 20時
