新空港占拠 (ページ12)

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大河「銃を下ろせ」

大河さん達の方へ銃を向けている丹波さんと直樹さんに向けてそういう。丹波さんと直樹さんは銃を下ろす。

丹波「大河どうしてここに」

大河「脱出用のトンネルを逆に辿ってきた。悠月人質を全員貰うぞ」

悠月「お前」

大河「たった今お前の占拠を占拠した」

澪「どうしてAを...」

大河「こいつも一緒に頂く。」

A「なんで私も...」

大河「あんたも一緒に来てもらう残りの奴らは全員おとりだ」

大河さんの協力者4人の事だろう。あんたとは駿河さんの事。

松長「おとり...奴らを全員見捨てんのか？」

大河「状況が変わった」

松長「てめぇ！」

重原「いけない！」

大河「は？」

瀬奈さんが自分のお腹を撫で言う。

重原「私は生きてこの子を...だから」

と言い瀬奈さんは直樹さんたちの隣にならび大河さんに銃を向ける。

大河「分かった」

と言い大河さんは私と駿河さんを乱暴に投げ捨てる。
駿河さんに支えられ転ばすにすんだ。

大河「だったらここでしね」

ﾊﾞﾝ！と銃声が響く。一緒のことだった丹波さんが大河さんに打たれた。瀬奈さんを庇った直樹さんを庇い。

駿河「丹波さん！」

A「丹波さん！」

体が勝手に丹波さんの方へ動いていた。

詩「なんで打った！」

大河「時間がない行くぞ」

大河さんは私の首根っこを掴み立たせようとした。

A「触んないで！なんで打ったの！？」

大河さんを下から睨みつけるように言う。

大河「お前も同じ目に逢いたいのか？」

直樹「なんでAを...Aは関係ないだろう？」

大河「時間が無いんだ黙って付いてこい」

大河さんは再び私の首根っこをもち立たせる。

直樹「A！」

直樹さんが私の腕を引っ張り大河さんから離させようとする。

A「直樹さん！」

大河さんの腕の中に私はいてどう頑張っても大河さんの腕から抜け出せなくて。

大河「早くこい！さっさと行くぞ！」

さっきより強めく私を引っ張る大河さんそのせいで直樹さんの手は離れていった。私を見る直樹さんの目は心做しか潤んでいた。
駿河さんも大河さんに首根っこを掴まれる。

A「駿河さん...」

駿河「大丈夫。」

と私の目を見て私の手を握りながらそう言う駿河さん。
外に出て待っていたのは大きなトラック。

大河「入れ」

強くおされ駿河さんと人質たちと一緒ににトラックに入る。
そこに入っていたのは。

A「裕子さん！」

裕子「Aちゃん！」

裕子さんだった。