5.演技 ページ7
｢みなさん！今後のスケジュールが決まりました！｣
部屋を決め終わった直後、つむちゃんの声がかかった。
あー、その前に荷物置いてこよーぜ？
三角くんが三角探ししてる。
うちがカバンにつけてる限定のTRIGGERキーホルダー狙ってる。
｢では各自荷物を置いて戻ったら説明お願いします。あとからやると二階堂さんがソファーでいい等と言いそうなので。｣
｢おー、イチよく分かったな｣
タイミング良く一織くんが言葉を発した。
いよっしゃ。
電気消しても尚その場で寝ようとするからかなり迷惑な事を。
｢二階堂大和氏、他人の家に来ても尚迷惑を掛けるつもりか。｣
うちが悪ノリで指を拳銃の形にし大和くんに向けると何を思ったのか乗ってきた。
｢なっ…別に俺はそんなつもりじゃ…!!ソウ、こいつをなんとかしろ！｣
｢…!!…ふふ、仰せのままに。｣
壮五くんも大和くんに言われたからかNo.5みたいな感じになってしまった。
え、嘘でしょこっちに来る。
｢…逢坂さん動かないでください。でないとあなた方の目的である七瀬陸を撃ちますよ｣
｢いっ、一織!?｣
まさかの一織くんまで乗ってきた件。
みんな驚いてるぞ。
…もういいや。
どうにでもなれ。
｢一織!!正気か!?陸はお前のお気に入りだっただろ!?｣
｢っ…そうですよ。貴方ごときが彼を殺れる訳ありません。｣
｢おいおい待てよそーちゃん!!本当にりっくん殺されたら俺たちの作戦が…!!｣
そうごちゃごちゃ言ってる間に大和くんが逃げようとした。
｢おいおっさん、まさか逃げようなんて思ってねぇよな？｣
にこ、と笑みを浮かべながら大和くんの背後から現れる三月くん。
｢ちっ…!!ソウ!!タマ!!引き上げるぞ!!ナギを連れてこい!!｣
あ、ちなみにナギくんは狂った研究者をやっていたらしい。
｢やっと完成です!!ヤマト、これを!!｣
そう言って渡したのはまじかる★ここなのウエハース。
ちゃっかりカードだけ抜き取られてる。
甘そうだなとか言いながら大和くんがウエハースを食べる。
｢はい、しゅーりょー。｣
と、うちが声を掛けてみた。
すると一斉に視線が集まり環くんが口を開く。
｢えー、なんでだよ。せっかくいいとこだったのに。｣
｢いいところじゃないから。荷物置いてくるよ。｣
ぽん、と頭を撫でながら言っては陸くんに荷物持てるか確認する。
｢…流石アイドルですね！何の設定も考えずここまで出来るなんて…!!｣
ほぼほぼアイナナ警察からパクってるんだけどね。
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作者名：ふらっと♭ | 作成日時：2018年1月24日 15時
