・ ページ5
■ WZ side
JH「 ウジヤ！何してたんだよ！ 」
WZ「 ヒョン達が俺を置いて行ったんだろ。」
JH「 それより、あの人誰？ 」
WZ「 ……ここまで案内してくれた人。」
さっきまで道案内してくれた人は不思議な人だった。
どこか切なそうで消えそうにも見えるような、そんな儚い表情をしていたのが気になった。それがまた綺麗で、風でフワリとなびく髪の毛も相まって、ほんの少しだけ見惚れてしまった。
JH「 …サセン、では無いのか？ 」
WZ「 俺のこと知らないっぽかったけど。」
JH「 そうだったら良いけどな。」
韓国語で話された時には一瞬だけ疑ったけど、まともな会話も殆ど無くて俺になんて興味が無さそうだった。
それに、あの表情にあの視線。
俺を見ている様で見ていなかったのは分かる。
もしもサセンだったのなら、何かしらのアクションがある筈だけど、彼女は俺と一定の距離感は保っていたし、携帯を取り出す素振りも何も無かったから。
彼女はただの親切心で、案内してくれたんだと思う。
JH「 ウジが無事で何よりだよ！ 」
WZ「 よく言うよ。」
ハニヒョンは俺の肩を抱きながら、笑顔で揶揄う様に言ってくるから腹が立つ。俺を置いて行ったのはヒョン達の癖に。
こう見えてきちんと心配してくれているんだけど。
…それより、ちゃんとお礼出来なかったな。
また会いたいなんて思ったら、失礼なんだろうか。
JH「 …やー、ヒョンに全部話してみな！ 」
WZ「 何だよ急に。別に何も無いよ。」
JH「 顔に書いてるぞ。また会いたいって。」
WZ「 な…ッッ！そんな訳ないだろ！？ 」
ヒョンはどうしてここまで鋭いのか……
本当にハニヒョンだけは敵に回したく無いよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 604人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のあ(プロフ) - エルさん» わぁ〜〜！ありがとうございます！照れ屋な彼が格好良く覚醒するのを楽しみにして頂けたらと思います。もっと楽しんで頂ける様に頑張ります！ (2021年11月28日 22時) (
レス) id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - はじめまして。ウジくんのお話、楽しく読ませていただいてます！照れ屋な彼のこれからが凄く気になります。更新楽しみに待ってますね^_^ (2021年11月27日 20時) (レス) @page31 id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のあ | 作成日時：2021年11月23日 7時
