打ち合わせ ページ32
.
あれから事務所の方にお願いをして、彼らについての資料を頂いた。自分で調べろって話なんだけど、ネット情報は信用しないと決めている。だから、きちんとした所から資料を貰って、彼らについて勉強をしてみたんだけど……
本当に、ウジくんが凄い人だった。作詞作曲をしていてレコーディングまで手掛けている、天才PDだったんだよね。
今日はそんな彼が作った曲を翻訳した物の提出日。
何度も曲を聴いて、何度も原曲と照らし合わせて翻訳をした。
リリースされないと分かっていても、大切なお友達のウジくんが作った曲だから大切に扱いたかった。
自分でも満足のいく翻訳になったとは思っている。
ﾏﾈ「 お！Aさん、お待ちしてました！ 」
『 お待たせしてすみません。』
ﾏﾈ「 いえ、まだ予定の15分前ですよ(笑) 」
彼らが練習をする為に借りていると言うスタジオ。
その中のひと部屋を会議室として利用して、今日は打ち合わせ兼、私の翻訳を審議して貰う事になっている。
良い評価が欲しいけど自信はあまり無い。
自分にとっては満足のいく仕上がりでも、周りからはどう思われるかなんて、やっぱり分からないから。
ﾏﾈ「 今日はリーダーズと顔合わせをして、試しに翻訳して貰ったもので打ち合わせをしますけど、大丈夫そうですか？ 」
『 はい！エスクプスさんと、ホシさんと、ウジくんがリーダーズですよね。勉強して来ましたよ。』
ﾏﾈ「 13人も覚えるの大変だったでしょう？ 」
『 フルネームじゃ無かったので、大丈夫でした(笑) 』
分かり易く纏めて頂いた資料を読んで、今回予習は完璧だ。
13人居ると聞いた時には不安もあったけど、活動名は名前だけだし、変わった名前の人も居たけど覚え易くて助かった。
ﾏﾈ「 Aさんはコレ付けてください。」
『 社員証…ですか？ 』
ﾏﾈ「 はい。長くなるので下の名前だけですけど… 」
『 韓国と違って日本は名前が長いですよね。Aだけの方が覚えてくれそうなので大丈夫です！ 』
マネージャーさんは私に社員証を渡すと、メンバーを呼んできますと言って会議室から出て行った。
今からメンバーの方と初対面すると思うと緊張する。
コーヒーワゴンで見たとは言え、今日会う人たちはあの日お話をした人では無いから、上手くやれると良いけど…
ウジくんには秘密にしていたから驚いてくれるかな？
彼の驚く顔を想像して、頬が緩んだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 605人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のあ(プロフ) - エルさん» わぁ〜〜！ありがとうございます！照れ屋な彼が格好良く覚醒するのを楽しみにして頂けたらと思います。もっと楽しんで頂ける様に頑張ります！ (2021年11月28日 22時) (
レス) id: 625f9eab89 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - はじめまして。ウジくんのお話、楽しく読ませていただいてます！照れ屋な彼のこれからが凄く気になります。更新楽しみに待ってますね^_^ (2021年11月27日 20時) (レス) @page31 id: 2a8565ccfe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のあ | 作成日時：2021年11月23日 7時
