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朝からハリーはがっくりと肩を落とした
まさか飛行訓練がスリザリンと合同授業だなんて！
『お知らせ』を見た生徒はハリーと同じような反応をした
「ほらお望みどおりだ。マルフォイの目の前で箒に乗って、物笑いの種になるんだ」
空を飛ぶ授業そのものは楽しみにしていたハリーは心底落ち込んでしまった
「そうなるとは限らないよ。あいつクィディッチがうまいっていつも自慢してるけど、どうせ口先だけさ」
ロンのいうように、ドラコは度々飛行術の話をしていた
ドラコのお気に入りはセレバトナの二人のようで、同じ寮のリウはうんざりするほど聞かされていたし、Aに至っては他の自慢話もベラベラと聞かされるのだ
それでも嫌な顔一つしないことが、彼女がドラコに気に入られている理由のひとつだろう
「Aはマルフォイと話して疲れないのかな」
「げ、噂をすれば...見なよマルフォイの奴」
スリザリンの席を見れば、スリザリンのセレバトナと、グリフィンドールのセレバトナを両隣に置いて何やら自慢げに話しているようだった
ドラコは「リウが君と話したそうにずっと視線を送ってたぞ」なんて片割れを餌にして、スリザリンの席にAを呼び出すのだ
グリフィンドールの席からスリザリンの席の会話を聞くことは不可能だったが、聞かなくてもわかる。あれは飛行関連の自慢話に違いなかった
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天気は憎たらしい程の晴天
足元に転がったままの箒に苛立ちが募る
別に空が飛べなくたってポートキーがある、それに姿現しだって
片割れから痛いほどの視線を感じて、思わず睨みつけた
「見てよA！僕一発で上がったんだ！」
「...すごい。飛行術の竿能があるんだね...私は見ての通り＿＿ほら」
ピクリともしない箒に肩を竦めた
「Aって飛ぶことが怖いの？それとも高い所がだめ？」
「ううん、そんなことはないんだけれど。家で小さい頃に乗ってた。...操縦はお世辞にも上手とは言えなかったけど」
先生が見ていないうちに、箒を拾い上げる
箒は乗り手の恐怖心をとらえるのだとか。別に怖いと思った事は無いのに
スリザリンの方を見てみれば、ドラコとリウが箒を片手に会話をしていた
片割れが実践的な魔法を得意としていたのは小さい頃から知っていたし、何の驚きもない。それでもAの中には確かに 劣等感 が生まれていた
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くらげ(プロフ) - ゆばちゃむさん» コメントありがとうございます。続きを更新したつもりがコピーしていた非公開のお話が公開済みになってしまっていたようです。ご指摘ありがとうございます、助かりました;;修正後本来のお話を公開致します (2月9日 18時) (
レス) id: ecfffd224b (このIDを非表示/違反報告)
ゆばちゃむ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても素晴らしい作品を読めてとっても嬉しいですありがとうございます！最新話が2個前の話と同じ内容ですがこれはバグなのでしょうか、？もしお時間あれば確認してくださるとありがたいです！ (2月9日 18時) (レス) @page18 id: 56d433994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2023年9月13日 14時
