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確かに嫌な先生
ルームメイトであるお喋りなラベンダーという少女の話を思い出した
薬学授業担当のスネイプ先生はスリザリン以外の生徒から酷く減点をするし、自寮贔屓するんだとか。先程から減点されてばかりのハリーを見て同情した
止めなかったのかって？まさか。無駄に出しゃばってグリフィンドールがさらに失点するのだけは避けたかった
A・セレバトナという人間は、片割れよりも情に流されるタイプではあったが、物事を冷静に見る目はちゃんと備えている
そんな彼女は今、スリザリン生とペアを組まされていた
「グリフィンドールの余りが君でよかった」
鼻で笑うかのような、小馬鹿にした言い方
わざわざ 『余り』なんて言葉を選んでくるあたり、いい性格をしている。片割れと並ぶくらいじゃないだろうか。まあ片割れの方が敵意丸出しの分かりやすい嫌味を言うのだからまだましなのかもしれない
「あまりって言わないで。皆スリザリンの子と組みたがらないから私が自分から来たの」
「それはそれは、お優しいことで。嫌嫌組んでいただけて光栄だ」
「それは貴方もでしょう？」
「いいや？僕はセレバトナと話してみたかっただけ」
目の前の男＿＿セオドール・ノットはにっこり笑った
セレバトナと話したかった？”元”聖28一族のセレバトナと、その聖28一族の選定をしたノット家の貴方が？それが好意的なものではないというのは明らかだった。
「わざわざこっちのセレバトナじゃなくてもよかったんじゃない？片割れはスリザリンなんだし」
「あっちのセレバトナは僕のことすごく敵視してるから。近寄るだけでも舌打ちされる」
「だってあなたはノット家の子だから」
「...ま、それもそっか。そのナメクジもう上げていいよ」
ナメクジは茹ですぎたせいか、少し小さく縮んでしまっていた
目の前の男が何を考えてどこまで知っているのか。Aには到底わからなかった
すっかり黙り込んでしまったAを見て、肩を竦めた
「そんな深く考えなくていいよ。ただの興味だからさ」
「興味？」
セオドールの視線が他の机へと移る
視線の先には片割れと、ペアであるドラコの姿が。片割れはスリザリンなのに、どうして君はグリフィンドールなんだろう？そんなことを言われたって、私にもわかるはずがないのに。
ガシャン！と割れる音がした
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くらげ(プロフ) - ゆばちゃむさん» コメントありがとうございます。続きを更新したつもりがコピーしていた非公開のお話が公開済みになってしまっていたようです。ご指摘ありがとうございます、助かりました;;修正後本来のお話を公開致します (2月9日 18時) (
レス) id: ecfffd224b (このIDを非表示/違反報告)
ゆばちゃむ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても素晴らしい作品を読めてとっても嬉しいですありがとうございます！最新話が2個前の話と同じ内容ですがこれはバグなのでしょうか、？もしお時間あれば確認してくださるとありがたいです！ (2月9日 18時) (レス) @page18 id: 56d433994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2023年9月13日 14時
