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A・セレバトナは言うまでもなく好かれていた
成績もよく、素行も良い、話し上手で聞き上手。おまけに愛想も悪くなくて誰にだって隔てなく接してくれる。そんな彼女を嫌う人間なんて相当ひねくれてる奴くらいだ
スリザリンの連中はというと、相変わらずグリフィンドールの奴らが気に食わないし、一生分かり合えないだろうけど、話の合う彼女を嫌いではなかった。
それに彼女は誰よりも歪みのない綺麗な血筋だったから
「同じ寮だったら彼女とも友人になってやったのにって？」
横にいたリウがそんなことを呟いた
それは確かにドラコが内心考えていたことで、図星をつかれてしまった彼はどうも居心地が悪く、リウと目を合わせることが出来なかった
「別に彼女がだれと友人になろうかなんて僕には知ったことじゃないね。セレバトナと接触しろと言われただけでどちらともなんて言われてない」
「それ本人の前で言う？ま、利己的でいいと思うけど」
「君が話の分かるやつでよかったよ」
ハッフルパフの生徒と話していたかと思えば、次に見たときはレイブンクローの生徒と談笑していたりする。寮関係なくAはよく話しかけられる
こいつとは大違いだなと隣の奴を見てみれば、相変わらずの無表情だった
それでも女子から人気があるのはやはりこの顔のせいだろう
何も喋らずとも彼は絵になるのだから
「あ、リウ」
人混みの中から抜けて出てきたのは、さっきの話の張本人
寮が違えど、双子の仲は健在らしい。と言っても話しかけるのは大概彼女の方からだった
「次の合同授業、聞いた？グリフィンドールとスリザリンだって」
「Aの優秀っぷりが漸く見れるってわけだ」
「...嫌味？」
まるで鏡映しのよう
Aと並ぶと、リウの無表情はより一層目立つ。あいつがスリザリンなのも納得がいくよな、なんてロンが言っていた
ドラコはリウの小さな表情の変化に気付いていた
Aを見ている時だけ、ごくわずかに表情が緩むことを知っていた
「＿＿ドラコが結んだんだよ」
「通りで今日のネクタイは綺麗だと思った。というかドラコ？」
「は？」
「ああ、違うの、呼んだわけじゃなくて。リウが名前で呼んでることが珍しくて」
てっきり名前を呼ばれたのかと思った
跳ねる心臓を落ち着かせながら、双子の話に耳を傾けた
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くらげ(プロフ) - ゆばちゃむさん» コメントありがとうございます。続きを更新したつもりがコピーしていた非公開のお話が公開済みになってしまっていたようです。ご指摘ありがとうございます、助かりました;;修正後本来のお話を公開致します (2月9日 18時) (
レス) id: ecfffd224b (このIDを非表示/違反報告)
ゆばちゃむ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても素晴らしい作品を読めてとっても嬉しいですありがとうございます！最新話が2個前の話と同じ内容ですがこれはバグなのでしょうか、？もしお時間あれば確認してくださるとありがたいです！ (2月9日 18時) (レス) @page18 id: 56d433994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2023年9月13日 14時
