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ゴイルがボートから降りた時、それはそれは揺れたので転覆するのではないかと思った
ハグリッドは城の扉の前に立つと、三回叩いた。開けられた扉から出てきたのは、威厳のある一人の女性
女の人はマクゴナガル先生というらしい。ハグリッドに代わって、マクゴナガル先生が一年生の誘導を始めた
扉の先に向かうのかと思いきや、別方向へとマクゴナガル先生は足を進める。特別狭いわけでもないが、一年生全員となると少し窮屈な部屋に詰め込まれる
誰かと腕が接触するたびに、リウは小さく舌打ちを漏らした
「僕こういうとこ本当に無理」
「う...私も人混みは得意じゃないんだけど。あの先生は今何を話してるの？」
「寮分けについて説明してる。見える？」
「全く。...前の子の身長が高くて」
本人には聞こえないように小さな声で話す(コンプレックスだったら申し訳ない為)
最後尾でありながら、前の生徒は大柄。マクゴナガル先生の話が少し聞きづらかった
「どこの寮になるかな」
「楽しみ？」
「楽しみじゃないって言ったら噓になるけど...自分はどこに相応しいのか興味があるってだけ。Aも見たでしょ、本質を見抜かれるって」
二人の声は小さく、更に一番奥のおかげで、お喋りがバレて怒られる...なんてことはなかった
「わたしは知ってる子がいる寮に行きたい」
「マルフォイ？」
リウが彼のことを口にするとは思っておらず、少し驚く
「んー...彼とも同じ寮だったら嬉しいけど、ポッターのことを言ったつもり」
「ふーん」
自分で聞いたくせに、片割れは興味のなさそうに前を向いた
やはり何か準備中だったようで、準備が出来次第戻ってくるとだけ言って、マクゴナガル先生は部屋を後にした
残された生徒は未だ不安そうな顔をしている
全員緊張しているのか、先生がいなくなった後でも口数が増える事は無かった
そんな中でも双子は、平然とお喋りを続けた
「ポッターに対して随分優しいのは気のせい？」
「んー...そう？でもきっと悪い子じゃないよ。仲良くなれる気がするの」
「へー、珍しい。僕は教養のなってる礼儀正しい、現実を見ることのできる人と付き合いたいね」
「なあにその言い方。まるでポッターは教養がなってないみたいな言い方じゃない？」
「別に？」
少し不満そうに、でもそれ以上嫌味を言うことはなかった
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くらげ(プロフ) - ゆばちゃむさん» コメントありがとうございます。続きを更新したつもりがコピーしていた非公開のお話が公開済みになってしまっていたようです。ご指摘ありがとうございます、助かりました;;修正後本来のお話を公開致します (2月9日 18時) (
レス) id: ecfffd224b (このIDを非表示/違反報告)
ゆばちゃむ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても素晴らしい作品を読めてとっても嬉しいですありがとうございます！最新話が2個前の話と同じ内容ですがこれはバグなのでしょうか、？もしお時間あれば確認してくださるとありがたいです！ (2月9日 18時) (レス) @page18 id: 56d433994e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらげ | 作成日時：2023年9月13日 14時
